商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ソニーマガジンズ |
発売年月日 | 2008/12/20 |
JAN | 9784789733649 |
- 書籍
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浮世女房洒落日記
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浮世女房洒落日記
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商品レビュー
4.3
14件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
おかしなもんだ、生きるってのは! 江戸の長屋の小粋な人間模様。 気持ちいい位にカラッとした長屋の江戸っ子達は一癖も二癖もあり、その行動はツッコミ所満載の面白さ! 主人公のお葛さんの呟きに笑いっぱなし。 いつも素寒貧に悩み、こめかみに梅干しを貼りながらご亭主を怒鳴り、太ったことを気にしつつ甘いものに目がないお葛さん。 喧嘩っ早いご亭主との掛け合いはああ言えばこう言うのナイスコンビ。 「人は泣かなくとも生きていけるけど、笑わなきゃ生きていかれないんだ」 心に染みるセリフにもちょっとしんみり。 特に事件も謎解きもない、江戸庶民の何てことのない日常…なのにこんなにも愛しい! お、いつもの調子が出てきたよ! 詳しく丁寧な註釈も読んでいて面白かった。 木内さんは相当の江戸好きとみた。
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木内昇さんの本という事で購入したもの。 長屋の女房の日記という形をとりながら、江戸時代の日常生活を描いたもの。 江戸の風物や風俗、文化、価値観などが盛り沢山のオンパレード。文化史的、社会学的な知識を得る為の本としては良いかと思うが、それほど江戸時代自体に興味がある訳ではない自...
木内昇さんの本という事で購入したもの。 長屋の女房の日記という形をとりながら、江戸時代の日常生活を描いたもの。 江戸の風物や風俗、文化、価値観などが盛り沢山のオンパレード。文化史的、社会学的な知識を得る為の本としては良いかと思うが、それほど江戸時代自体に興味がある訳ではない自分にとって、特に面白いと感じるものではなかったので、しばらく塩漬け。
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「だからシャレだよ、シャレ。」 時は文化・文政の頃。本日記の筆者・お葛は、江戸は神田辺りの小間物屋の女房で当年とって27歳。亭主辰三との間には辰吉、お延と二人の子供もある。ひとくせもふたくせもある隣家や長屋の住人たちとの付き合いも賑やかに、亭主をネタにぼやき、子供の尻を叩く、お...
「だからシャレだよ、シャレ。」 時は文化・文政の頃。本日記の筆者・お葛は、江戸は神田辺りの小間物屋の女房で当年とって27歳。亭主辰三との間には辰吉、お延と二人の子供もある。ひとくせもふたくせもある隣家や長屋の住人たちとの付き合いも賑やかに、亭主をネタにぼやき、子供の尻を叩く、お葛の一年とは?! 調子が良くて常にマイペースな亭主について愚痴ったり 子供の言動にぴりぴりしたり、ご近所の若いもんの恋路にやきもきしたり。 これは「ひとりの、江戸に暮らすサザエさんのような性格の奥さんが書いた日記」である。 出るものが多すぎて生活カツカツと言ってる割には 花見にゃ行くわ、芝居は見るわ、甘いもの好きでちょこちょこお茶するわ… なんだかんだ言ってもこの奥さん、しっかり江戸の町女房暮らしを満喫してる。 家族をはじめ彼女をめぐるの人々が皆落語に出てきそうなキャラクターで これがまた可笑しい。 一人称で語られるそれらを読んでいると 自分も箸持参で初鰹のご相伴に預かろうと駆けつける隣人になったような気分。 200年も前の江戸の町に たとえお金がなくてもやりたいことは我慢しないw こんなにお気楽でバイタリティーあふれる主婦がいたとはっ。 彼女にシンパシーを感じその暮らしぶりに元気をもらえる~ …ところで木内さん 昭和2年に先祖伝来の長持からこの日記を発見した椋梨順三郎って…
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