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続 基礎情報学 「生命的組織」のために
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | NTT出版 |
発売年月日 | 2008/12/25 |
JAN | 9784757102484 |
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続 基礎情報学
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情報-その本質は生命による「意味作用」であり、意味を表す記号同士の論理的関係や、メディアによる伝達作用はむしろ派生物にすぎない。言葉の意味はいかにして私の心から他者の心へ伝えられるか。意味内容が他者間をまるごとそっくり移動するなどほんとうに可能なのか。社会的コミュニケーションはい...
情報-その本質は生命による「意味作用」であり、意味を表す記号同士の論理的関係や、メディアによる伝達作用はむしろ派生物にすぎない。言葉の意味はいかにして私の心から他者の心へ伝えられるか。意味内容が他者間をまるごとそっくり移動するなどほんとうに可能なのか。社会的コミュニケーションはいったいなぜ可能なのか。著者はHACS-階層的自律コミュニケーションシステム-に基づいて、「情報」そのものを根底から問い直すことから出発する。生命が、閉鎖的かつ自律的な「システム」であるとしてとらえ、その上で生命の「意味作用」を「情報」であると再認識した上で、生命/心/社会をめぐる情報現象を、統一的なシステム・モデルによって論じようとする。 ――2009/12/04
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Sun, 28 Dec 2008 5年前に出た前著,「基礎情報学」はちょうど博士過程2回生くらいの時で かなり,影響を受けた本だった. 現代思想的である,オートポイエーシスや生命記号論,ルーマンなどを 上手く,つなぎ合わせ,情報・意味の基盤を作ろうという野心的企み. この前著を...
Sun, 28 Dec 2008 5年前に出た前著,「基礎情報学」はちょうど博士過程2回生くらいの時で かなり,影響を受けた本だった. 現代思想的である,オートポイエーシスや生命記号論,ルーマンなどを 上手く,つなぎ合わせ,情報・意味の基盤を作ろうという野心的企み. この前著を読んで,僕の博論は西垣先生に読んでもらう為のものとなった. そんな,僕の人生にも強い影響を与えた前著に引き続く続編. 前著を読んだときの自分の状態に比べると,かなり自分自身の成長があるためか,ギャップはほとんど無く,素直に読める. 思想的距離が非常に近いので,僕は日本でもっともこの本をハイスピードで読める人間の一人だと思う. 前著ではオートポイエティックシステムからルーマンの社会システム論を経て, 階層的オートポイエティックシステムという概念を提唱したところで終わった感があったが,この本ではそれをさらに深めようとしている. コミュニケーションの産出による組織形成がルーマンの描いた社会システムに制限されることなく, 生命的な組織に本質的なものであるとの見方を出す. また,5年前からのブログ,SNS,セカンドライフなどの興りによるメディアの変化をとらえ, マスメディア主体の社会システムからいかなる変化が見えてくるかを考える. これは,時代を映し出す論点だろう. しかし,前著を消化した上で読む本著としては,期待していたほどは"差分"が大きいとは感じなかった. (期待が大きすぎるだけだが・・・) しかし,このような本をコンスタントなペースで出し続けられる先生方は凄いなあと最近は正直おもう.
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「基礎情報学」から4年経って出版された本。階層的自律システム(階層的オートポイエティックシステム)と呼ばれていたものは、HACSという新たな呼び方になった。そのHACSは、心的システム、社会システムを表すものだという認識だったが、生命体や神経システムなども表せるという新事実が明ら...
「基礎情報学」から4年経って出版された本。階層的自律システム(階層的オートポイエティックシステム)と呼ばれていたものは、HACSという新たな呼び方になった。そのHACSは、心的システム、社会システムを表すものだという認識だったが、生命体や神経システムなども表せるという新事実が明らかになり、非常に混乱した。ちょっと無理があるというか何でもありな感じがしてしまう。HACSの概念を、他の学問との類似点や相違点を挙げつつ説明していくのだが、これが同じことが何度も繰り返し述べられていて非常に冗長に感じた。既視感におそわれること数十回。なんだか疲れた。期待されるタイプIIIコンピュータについては、具体的なイメージがつかめず。
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