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死刑基準
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死刑基準

加茂隆康【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2008/11/30
JAN 9784344015869

死刑基準

¥1,760

商品レビュー

3.2

14件のお客様レビュー

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2022/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

法廷サスペンス作品として、次々と事件の真相を暴いていく部分は面白い。また死刑にまつわる国際的な動向や、判断基準など、普段触れる事のない部分は新鮮であった。 死刑廃止論者の弁護士が被害者となった時、主張がどうなるのか? これが本書の主題だと思うが、もう少し色々な葛藤の末に主張が変化していくような展開だとしたら、さらにこの主題が浮かび上がってくるのでは、と感じた。また事件が凄惨すぎて、他の事件でも同じようなテーマが描けたのではないか、と感じた。星三つ。

Posted by ブクログ

2016/07/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

妊娠中の妻を強姦殺人で失った、弁護士大伴。友人である水戸は、よりによって被告人の弁護を担当することに。しかし妻のお腹にいた子どもは、大伴の子どもではなかったのです。 性に関わる行為に、人はどれほど翻弄されるか。被害者を取り巻く人々の心情が伝わってくる著。

Posted by ブクログ

2016/04/06

おもしろい。多少のグロ表現はご愛嬌。この作品の本質は人の移り変わり行く不確定の価値観にこそ焦点が置かれている。何が正しくて何が正しくないのか、これほど曖昧で漠然とした基準はない。人が人を裁くことの虚しさに真っ向から立ち向かっている作品だと感じた。弁護士も人なり。結局、罪人と遺族の...

おもしろい。多少のグロ表現はご愛嬌。この作品の本質は人の移り変わり行く不確定の価値観にこそ焦点が置かれている。何が正しくて何が正しくないのか、これほど曖昧で漠然とした基準はない。人が人を裁くことの虚しさに真っ向から立ち向かっている作品だと感じた。弁護士も人なり。結局、罪人と遺族の双方を救ったのは事実。真実と事実の微妙な差異も巧く表現している。でも自分が遺族の立場だったら絶対にあんなに強くはなれない。絶対に許せない。

Posted by ブクログ

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