ビルを建てる！ 建設事業の仕組み入門

大林組SFCプロジェクトチーム【著】, 日経アーキテクチュア【編】

• 販売会社／発売会社: 日経BP社/日経BP出版センター
• 発売年月日: 2008/12/01
• JAN: 9784822266592

商品レビュー

2019/08/15

”建設業の契約、プロジェクトマネジメント（特に計画作成・管理）を参考にしたくて。

「施工」前の「企画・計画」「設計」段階でかなりのことを実施している。
設計も、企画設計・基本設計・実施設計と分かれており、ここが重要そう。

＜読書メモ＞
・PFIでゼネコンの力を活かす（p.61）
　PFI（Private Finance Initiative）
　行政が、公共施設などの設計、建設、維持管理、運営、資金調達をパッケージで民間に委託し、民間が持つ経営能力や技術、資金を活用する。

・図：建築物の計画から工事完了までの申請手続き（p.85）

・図：ゼネコン売上高の約90％は売上原価（p.173）

・常に先を読んで考える（p.224）
　「今日のことは誰にでもわかる。個々の職人さんは明日のことをきちんと考えて作業する。職人をまとめる職長なら少なくとも１週間先のことを考えている。まとめ役であるゼネコンの職員は少なくとも１ヶ月先を考えていかなければならない。さらに上に立つ工場長なら３ヶ月先や半年先、所長なら現場が終わるまでのすべてを頭の中に描いて次の手を考えていく必要がある」（岸田誠さん：常務取締役 建築本部長）

＜きっかけ＞
　契約形態などをよく比較される SI業と建設業。
　どんな建て方をしているかを知りたくて。”

2018/10/18

ビルを建てる!。大林組SFCプロジェクトチームの著書。大手建設会社の建築部門がどのような仕事をしているのかをとてもわかりやすくまとめた一冊です。こういった講義や授業を学生向けにしてくれる企業がどんどん増えてくれれば、学校教育の質も上がるし、学生たちにもとても有益なこと間違いなしですね。

2010/02/17

大林組の手によるビル建築の話。
建築プロジェクトのありようが楽しく書かれていると思う。
でも、不動産や建築業界以外の人には、あまり面白くないかな。