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沼地のある森を抜けて 新潮文庫
935円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2008/11/27 |
| JAN | 9784101253398 |
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沼地のある森を抜けて
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商品レビュー
3.6
190件のお客様レビュー
(借.新宿区立図書館) ぬか床にまつわる因縁ものかと思ったら、最後は最初の生物というか細胞に至るちとめんどくさいお話に。
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はじまりは、「ぬかどこ」だった。先祖伝来のぬか床が、うめくのだ――「ぬかどこ」に由来する奇妙な出来事に導かれ、久美は故郷の島、森の沼地へと進み入る。そこで何が起きたのか。濃厚な緑の気息。厚い苔に覆われ寄生植物が繁茂する生命みなぎる森。久美が感じた命の秘密とは。光のように生まれ来る...
はじまりは、「ぬかどこ」だった。先祖伝来のぬか床が、うめくのだ――「ぬかどこ」に由来する奇妙な出来事に導かれ、久美は故郷の島、森の沼地へと進み入る。そこで何が起きたのか。濃厚な緑の気息。厚い苔に覆われ寄生植物が繁茂する生命みなぎる森。久美が感じた命の秘密とは。光のように生まれ来る、すべての命に仕込まれた可能性への夢。連綿と続く命の繋がりを伝える長編小説。 「新潮社」内容紹介より 読後に残る欠片は、「原初の望み」みたいなもの. 結局はそれをプログラムされているんだ. 人間がそれをまねて組織を作るのも、絵として表現するのも、すべてそこにつながるんだ. そして人として生まれてきたからにはそこからは誰も逃れられない. 人が作り上げてきたと幻想している家の格式とか、集落のしきたりとかといったものが、外部からの働きかけにより壊れていく様は、現在の様子に重なる. ただ壊れるだけではなく、それは新しいものへの変容とか、再生といったものにつながっているところが、細胞と重なって面白いと思った.
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最初に想像してたストーリーとは全然違った結末というか途中から予想してなかった話になってきて、 途中からどういうことや?となりながらでも読む手は止まらず。だいぶ専門的な感じがエッセイしか読んだことなかったけどそこで感じた梨木さんらしくてこんなに小説に特徴が表れるんだなぁと。 結局ど...
最初に想像してたストーリーとは全然違った結末というか途中から予想してなかった話になってきて、 途中からどういうことや?となりながらでも読む手は止まらず。だいぶ専門的な感じがエッセイしか読んだことなかったけどそこで感じた梨木さんらしくてこんなに小説に特徴が表れるんだなぁと。 結局どうなったの?と言われれば全然わからないけど、すごく興味惹かれる内容ではあった。
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