1,800円以上の注文で送料無料

チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る

大河内直彦【著】

追加する に追加する

チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る

3,080

獲得ポイント28P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2008/11/27
JAN 9784000062442

チェンジング・ブルー

¥3,080

商品レビュー

4

31件のお客様レビュー

レビューを投稿

2018/05/27

名前だけ知っていたような研究者達のエピソードも入っていて楽しみながら読めた。著者は有機地球化学の研究者というイメージが強かったので、専門から近くなさそうな気候学や海洋物理学の議論まで一人でお書きになっているのに驚いた。

Posted by ブクログ

2017/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

専門は地球惑星科学で、海洋研究開発機構に勤務する著者が、過去数万年に起きた気候変動を題材に、そのメカニズムを説明しようとするもの。自分にはメカニズムの是非を論じる基礎素養はないものの、十分楽しめた。以下記憶すべきキーワードを備忘録として記入。①酸素同位体比、②間氷期における寒冷な時代としてヤンガー・ドリアス期などがあること、③楕円である地球公転の離心率の変動は木星引力によること、この変動は周期的で、現在は減少中だが変化率は大きくないこと、④自転軸の首振りを歳差運動といい、二万年以上の周期であること、 ⑤歳差運動→赤道面の公転面に対する角変化→春分点(公転軌道上の春分日の位置)の変動、⑥地軸の歳差運動で公転面を一周するのに2万6000年かかること、⑦歳差運動の原因は、赤道方向に膨らんだ地球に対する太陽・月の引力が、地軸を公転軌道面や月の公転軌道面に引っ張ることにある(地軸を立たせる方向)、⑧北緯65°の日射量が氷床を溶かし気候変動をもたらすこと、⑨海洋熱輸送が地球環境・温度分布コントラストを下げる重要な要素 ⑩深層流を止めてしまう(原因は、本来塩分濃度が濃くなっている海溜が何らかの理由で薄くなる等)と、気候変動が生じる、⑪気候変動は非線形と線形の双方の原因があること

Posted by ブクログ

2015/04/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2015年4月25日読了『チェンジング・ブルー』大河内直彦著 評価A 地球の温暖化問題について、その原因を専門家の立場から科学的に分かりやすく説明してくれている著作。 太陽の黒点活動が地球の気候に長期的な影響を与えている。そして二酸化炭素が温暖化の引き金を引きつつある程度の知識でした。しかし、過去にはもっと激しく短期間に気温が変動した近々の歴史があるとは知らず、驚かされました。 文系の私には、もちろん全てが分かった訳ではありません。74万年前からの地球の気温の歴史から紐解く。なぜそんな昔の気温が分かるのか、その測定方法論、機器開発から丁寧に説明されている。(放射性炭素年代測定法、酸素同位体比) ミランコビッチ・フォーシングという理論。地球の公転軌道と歳差運動と呼ばれる地球の自転軸が振れる現象、太陽から入射エネルギー、その地理的分布と季節的分布が地球の氷期、間氷期を引き起こすメカニズムを説明。 更に、現代よりも激しく寒暖差が発生する仕組みを深層水循環(熱塩循環THC)、大循環モデル=大気ー海洋結合モデルにより説明。 地球の気候システムが数十年という短い時間スケールで大規模に変化してきたことを紹介し、筆者は、現代の二酸化炭素急増という人類の活動によって引き起こされた現象がさらに大きな気候変動の引き金にならないかと警鐘を鳴らす。 温暖化とは全然違うけれど、大西洋の大きな島、グリーンランドは10世紀ごろにバイキングの詐欺師が、アイスランドの人々を呼び込む為に付けた名前であること。この日本の6倍もある大きな島を所有するのはヨーロッパの小国デンマークであることを初めて知りました。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品