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狗牙絶ちの劔(2) 刀と鞘の物語 富士見ファンタジア文庫
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狗牙絶ちの劔(2) 刀と鞘の物語 富士見ファンタジア文庫

舞阪洸【著】

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狗牙絶ちの劔(2) 刀と鞘の物語 富士見ファンタジア文庫

638

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 富士見書房
発売年月日 2008/11/19
JAN 9784829133545

狗牙絶ちの劔(2)

¥638

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2008/11/23

駿、君は何を見ているのかな?

北海道にやってきてどんな展開が待っているかと思いきや、意外にも密室ミステリー風だった。ほとんど誰も刀振り回してないし。香月なんて柄頭で駿の脇腹突っついただけかも。作者お得意のキャラ増加は本巻でも健在。あっちこっちから集められた若手の狗牙絶ち衆が登場するが次第に減っていく。なぜ減る...

北海道にやってきてどんな展開が待っているかと思いきや、意外にも密室ミステリー風だった。ほとんど誰も刀振り回してないし。香月なんて柄頭で駿の脇腹突っついただけかも。作者お得意のキャラ増加は本巻でも健在。あっちこっちから集められた若手の狗牙絶ち衆が登場するが次第に減っていく。なぜ減るのか。狗牙の襲来?何かの陰謀?これ自体が訓練?さまざまな部分が謎のまま話だけが進んでいく。前巻と同様に話の途中で終わるので連続ドラマを見ているかのよう。最後に場面転換があって、あの人がピンチ!という引きである。この辺りはなんとも評価の分かれるところであろう。ただ、今回は部外者的存在として、狗牙絶ちではない立場として、ほぼ唯一事態を冷静かつ客観的に俯瞰出来る位置にいた駿の推理が冴える流れは良かったと思う。こんなに頭の切れる人物だったかな、と思わなくもないが、違う角度から見ることで狗牙絶ちでは思い至らない可能性を示唆し、この怪奇な事件の本質に迫ろうとする展開を楽しむことが出来た。その駿と香月の2人だが進展はほとんど無し。ただ、意識と行動に少しズレがあるようで、とりわけ香月にその意識はまだ無いが、咄嗟の行動(手ぇ握ったり)を端から見ると「何だかんだ言ってもラヴラヴじゃん」と思わせる場面が幾つかあって、周りからは恋人同士に近い形で扱われたりからかわれたりしている。それよりも本巻ではお師様こと遊眞がほとんど出て来ないために役者の不足感が否めなくてとても残念。駿の回想シーンでの、駿と遊眞のやりとりが本巻で最も輝いていたのが皮肉である。

DSK

2009/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前巻も思ったけど、1冊ごとにある程度の区切りはつけて欲しい。 森博嗣だってメインの事件はちゃんと解決させているというのに。 クリフハンガーならもうちょっと続きが気になるヒキを用意してくれないと。 ・うなじのイラストは相変わらず美しい。 ・香月と駿のラブコメ成分がもっと欲しかった。 ・中村青司ネタでニヤニヤ。主読者層である今の中高校生の何割が分かるんだろうか? ・展開の予測としてはまず自作自演を思いついたけれど、最後の展開的にそれはないかな。 次が夏ってのはまた随分と先だなぁ。

Posted by ブクログ

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