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生き屏風 角川ホラー文庫
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生き屏風 角川ホラー文庫

田辺青蛙【著】

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生き屏風 角川ホラー文庫

523

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2008/10/24
JAN 9784043923014

生き屏風

¥523

商品レビュー

3.7

43件のお客様レビュー

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2025/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どの話も好き。 死んだ奥方が屏風にただ憑依したのではなく、屏風の中で煙草をふかし、屏風から手を伸ばして飲み食いすることができる。 妖鬼・皐月が語るお話も面白い。 奥方の望みで屏風は海に沈んだんだけど、別の夏に皐月が家で真っ赤な屏風と笑いながら話してたとあるから、戻ってきちゃったのかな?? 雪になった男と猫に化けてた元里守りの妖の話とか、恋する村娘とアドバイスする妖狐の話とか好きがいっぱい。

Posted by ブクログ

2022/02/07

「皐月はいつも馬の首の中で眠っている」と衝撃の一文で始まり、一瞬で物語に引き込まれる。 里を守る小鬼の皐月と、死後屏風に取り憑いた気高い女性の邂逅と融和、そしてその結末とは。 切なくても心温まる一冊です。

Posted by ブクログ

2020/11/09

村はずれで暮らす妖鬼の皐月。彼女が依頼を受け、亡くなった奥方の憑いた屏風の相手をする表題作をはじめとした連作3編。これは表題作が日本ホラー小説大賞短編賞受賞作ということからか、角川ホラー文庫から出ているが、ホラーというよりは人と妖との優しい日々を描いたファンタジーに近いのではない...

村はずれで暮らす妖鬼の皐月。彼女が依頼を受け、亡くなった奥方の憑いた屏風の相手をする表題作をはじめとした連作3編。これは表題作が日本ホラー小説大賞短編賞受賞作ということからか、角川ホラー文庫から出ているが、ホラーというよりは人と妖との優しい日々を描いたファンタジーに近いのではないかと思う。どの話もそれぞれ好きだが、一番インパクトがあったのは「馬の首で寝る」という状況が絵で浮かんだ部分かもしれない。妖猫に雪に変えてもらいひらひらと宙を舞い、さっと溶ける…。音のない世界が浮かんでちょっと泣きたくなった。

Posted by ブクログ