商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2008/10/10 |
| JAN | 9784480425416 |
- コミック
- 筑摩書房
ねじ式/夜が掴む
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ねじ式/夜が掴む
¥880
在庫あり
商品レビュー
3.8
28件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何を読んでいるのか、読まされているのかわからず、これを文字にしろとか、要約しろ、とか言われると絶対できないから、ある意味一切無駄のない表現がここにあるような気がする。 しかもこれはフィクションなはずなんだけど、いわゆる「フィクション」と割り切って読むことができないところがある。共感しているわけでもないんだけど、人間として本質的なところをずっとくすぐられている感じ。癖になってしまう。
Posted by 
2025年3月11日、グラビティで京大医学部目指してて京大理学部合格したと報告してる高三の子が投稿してた。「受験終わったらつげ義春について知りたい、ねじ式とか読みたい。こんな風に受験終わった後のことばかり考えている」
Posted by 
夢の大半は悪夢だという説があるが、この漫画を読んでいると何か悪い夢でも見ているような気持ちになってくる。とくに表題作の「ねじ式」がそうである。事実、この作品は作者の見た夢が元になっていたはずである。 主人公は医者を探しているのだが、助けを求めた相手はこう言う。「つまりきみの言いた...
夢の大半は悪夢だという説があるが、この漫画を読んでいると何か悪い夢でも見ているような気持ちになってくる。とくに表題作の「ねじ式」がそうである。事実、この作品は作者の見た夢が元になっていたはずである。 主人公は医者を探しているのだが、助けを求めた相手はこう言う。「つまりきみの言いたいのはこういうことでしょう。医者はどこだ!」途中、生まれる前の母親(?)が出てきたりする。となり村へ行こうとして汽車に乗るが、元の村に戻ってきてしまう。挙げ句の果てに、主人公は腕を怪我しているのに、シリツ(手術)するのは外科医ではなく産婦人科医である。もうわけがわからない。 夢とはまさに、こうしたわけのわからないものである。支離滅裂で全然つじつまが合わない。私も目が覚めてから「この夢を小説にしたら売れるのではないか!」と思った経験が何度もあるが、実際やってみるとうまくいかない。文字通り「話にならない」からである。 したがって、どこまでが作者の夢で、どこからが創作なのかはわからないが、夢をひとつの作品に仕上げるのはじつは簡単ではない。考えて作れるものではないからである。著者の頭の中がどうなっているのか、気になって仕方がない。
Posted by 
