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あやめ 鰈 ひかがみ 講談社文庫
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あやめ 鰈 ひかがみ 講談社文庫

松浦寿輝【著】

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あやめ 鰈 ひかがみ 講談社文庫

607

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2008/10/14
JAN 9784062761819

あやめ 鰈 ひかがみ

¥607

商品レビュー

4

7件のお客様レビュー

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2017/04/26

「あやめ」の始まりかたが好きだと思う。事故で死んだ木原が立ちあがり死んだことを分かりながらずれた記憶の中を歩いていくところ。隣り合わせの記憶の世界では死者が生者のように動いている。「鰈」は「あやめ」にも出てきた土岐が死者の地下鉄に載って地獄の世界に足を踏み入れていくまでが書いてあ...

「あやめ」の始まりかたが好きだと思う。事故で死んだ木原が立ちあがり死んだことを分かりながらずれた記憶の中を歩いていくところ。隣り合わせの記憶の世界では死者が生者のように動いている。「鰈」は「あやめ」にも出てきた土岐が死者の地下鉄に載って地獄の世界に足を踏み入れていくまでが書いてあった。これはちょっと微妙。明らかな社会的強者と弱者の色分けが苦手なんだと思う。弱者の気持ちを上から書いてあるように読めてしまうのが苦手。性的な弱者も。今後の自分の課題でもあるかも。逃げてばかりじゃダメだ。書けないならせめて読めないとダメだと分かっているから。「ひかがみ」は良かった。真崎が死者を見送って妹を獲る。この妹タマミは蛇だ。ひかがみを触る。なめらかなひかがみをさわる。いないはずの妹。死者からの電話。生きているのはいったい誰なんだろうと思う。

Posted by ブクログ

2016/12/15

暗くて抜け出せなくてどこかへ行きたいのに堂々巡り。 でもそれが生きるってこと? 妙にリアルでした。

Posted by ブクログ

2013/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 現実と幻想(?)のはざまを漂う男3人のそれぞれの話が、あとがきにもあるようにまるで輪のようでした。  生きていることと死んでいることは、近いというより、少し重なっているのかなという気がしました。線を引くようにくっきり分かれるものじゃなく、生きてもいるし、死んでもいるし、そんな感じがしました。

Posted by ブクログ

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