商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2008/09/10 |
JAN | 9784480064424 |
- 書籍
- 新書
宗教学の名著30
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宗教学の名著30
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3.9
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デパ地下の試食コーナー巡り的です。 後程、政治思想史を学ぶ上でも有益です。 ①宗教学の先駆け 空海『三教指帰』―比較の眼差し イブン = ハルドゥーン『歴史序説』―文明を相対化する 富永仲基『翁の文』―宗教言説の動機を読む ヒューム『宗教の自然史』―理性の限界と人間性 ②彼岸...
デパ地下の試食コーナー巡り的です。 後程、政治思想史を学ぶ上でも有益です。 ①宗教学の先駆け 空海『三教指帰』―比較の眼差し イブン = ハルドゥーン『歴史序説』―文明を相対化する 富永仲基『翁の文』―宗教言説の動機を読む ヒューム『宗教の自然史』―理性の限界と人間性 ②彼岸の知から此岸の知へ ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』―形而上学の解体の後に カント『たんなる理性の限界内の宗教』―倫理の彼方の宗教 シュライエルマッハー『宗教論』―宗教に固有な領域 ニーチェ『道徳の系譜』―宗教批判と近代批判 ③近代の危機と道徳の源泉 フレイザー『金枝篇』―王殺しと神殺し ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』―宗教の自己解体 フロイト『トーテムとタブー』―父殺しと喪の仕事 デュルケム『宗教生活の原初形態』―宗教は社会の源泉 ④宗教経験と自己の再定位 ジェイムズ『宗教的経験の諸相』―「病める魂」が開示するもの 姉崎正治『法華経の行者 日蓮』―神秘思想と宗教史叙述の地平融合 ブーバー『我と汝』―宗教の根底の他者・対話 フィンガレット『論語は問いかける』―聖なるものとしての礼・儀礼 ⑤宗教的なものの広がり。 柳田国男『桃太郎の誕生』―説話から固有信仰を見抜く ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』―遊びの創造性と宗教 エリアーデ『宗教学概論』 有限が無限に変容する時 五来重『高野聖』―唱導と勧進の仏教史 ⑥生の形としての宗教 ニーバー『アメリカ型キリスト教の社会的起源』―持たざる者の教会 レーナルト『ド・カモ』―神話的な生の形 エリクソン『幼児期と社会』 母子関係と自立の試練 ショーレム『ユダヤ神秘主義』―神話的経験の再活性化 井筒俊彦『コーランを読む』―言語表現からの実存解釈 ⑦ニヒリズムを超えて ヤスパース『哲学入門』―実存・限界状況・軸の時代 バタイユ『呪われた部分』―消尽と無による解放 ジラール『暴力と聖なるもの』―模倣の欲望から差異創出へ 湯浅泰雄『身体論』―修行が開く高次システム バフチン『ドストエフスキーの詩学の諸問題』―多元性を祝福する
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宗教学は宗教を人間の事柄として考察する。 宗教の考察をし、実深い人間理解や人間の生き方に到達することを目指すもの 富永仲基「翁の文」…「誠の道」は理を超えたものではなく、今の掟を守り、今の時代に良いことをする当たり前の理だ。 ヒューム「宗教の自然史」…理性優位の一神教が感性優...
宗教学は宗教を人間の事柄として考察する。 宗教の考察をし、実深い人間理解や人間の生き方に到達することを目指すもの 富永仲基「翁の文」…「誠の道」は理を超えたものではなく、今の掟を守り、今の時代に良いことをする当たり前の理だ。 ヒューム「宗教の自然史」…理性優位の一神教が感性優位の多神教より優れている、という19世紀の価値観に待ったをかけ、両者を対等に見ている 一神教は実は情緒的な欲求(強いものに頼ろうとする気持ち)を持ち、寛容と言われている多神教においても、道徳を遠ざける傾向がある。 ラヴジョイ「存在の大いなる連鎖」…神をあの世やイデア界の完全無欠の存在とみなす論に異議を唱え、宗教をイデア界や宇宙の事柄ではなく、人間の事柄として説いた カント「たんなる理性の限界内の宗教」…人間は善を目指しつつ悪に陥らざるをえない、道徳原理(善)は個々人にとって義務として出現するが、単なる善も最高善に向かって方向付けられなければならず、最高善の完成のためには神の実在の信仰が必要だ。 シュライエルマッハー「宗教論」…宗教の本質とは直観であり感情、宗教の本質とは思惟することでも行動することでもない、子供のようにものを受け入れる態度で、宇宙に充たされること 体系を求める要求は、異質なものを排し、まとまりを破壊する 宗教は人間生活に固有な領域をもつが、それは個人の心の中にある あるがままの直観と感情を受け入れる→多様な宗教の共存を認めた ウェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」…宗教は近代化を促進する
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日本の宗教学は島薗先生を抜きにして語ることはできないでしょう。そんな大家が味わう30冊。 大学院入学後の資料収集に役立つかな、と思い読みましたが、読んでいてなかなか難解。歴史・文学・哲学…そういったところに精通していなければ、なぜ島薗先生がこの30冊をこれほどの熱量で語っているの...
日本の宗教学は島薗先生を抜きにして語ることはできないでしょう。そんな大家が味わう30冊。 大学院入学後の資料収集に役立つかな、と思い読みましたが、読んでいてなかなか難解。歴史・文学・哲学…そういったところに精通していなければ、なぜ島薗先生がこの30冊をこれほどの熱量で語っているのかがわからないような1冊でした。 この辺りの基礎教養を身につけた上で、いつか再トライしてみたいです。 それはそうと、心理学関係の学者も多々紹介されており、やはり心理学と宗教には強い結びつきがあるのだなあ、と心理学部生としては思うところです。
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