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雪花と秘文字の扇
2,420円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | バベルプレス |
| 発売年月日 | 2008/09/10 |
| JAN | 9784894490765 |
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雪花と秘文字の扇
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
中国清朝時代の社会に翻弄される二人の女性の数奇な生涯を追うドラマチックな物語です。 舞台は、中国南部ヤオ族の村です。 「ラオトン」(老同)として幼少期に結ばれた二人の女性のうちの一人が語り部で、80歳の彼女が、子どものころから大人になり老いるまでの生涯を振り返るというストー...
中国清朝時代の社会に翻弄される二人の女性の数奇な生涯を追うドラマチックな物語です。 舞台は、中国南部ヤオ族の村です。 「ラオトン」(老同)として幼少期に結ばれた二人の女性のうちの一人が語り部で、80歳の彼女が、子どものころから大人になり老いるまでの生涯を振り返るというストーリー仕立てとなっています。 中国の風習や文化でいえば、儒教と男社会、纏足と女社会、科挙や太平天国の乱なども描かれています。 標題の「雪花」は、80歳の語り部のパートナー、ラオトンの名前です。 一方の「秘文字」は、ニュシュウ、女書のことです。 (私は、とある本で「ニュシュウ」を知りました。そこから、本書にたどり着き、読み出したという次第です。) それはともかく、当時の女性たちは、女部屋という家の二階でのみの生活を強いられていました。引きこもらされていた感じになります。しかも纏足をされて女性版タコ部屋(?)に押し込まれている・・・。忍耐力がすごいです。 男性は、畑仕事や商売など、ワイ(外)の世界、女性は、刺繍や裁縫や家事などの、ネイ(内)の世界という風習です。 ニュシュウはそのネイの世界での手紙や歌、物語を書くために発達した女性文字です。漢字を使うには使いますが、蚊の脚か鳥の足跡のような(←本文説明による)文字で、その文字は男に存在を知られてはならないし、触れさせてもならないとされていました。 それを「扇」に書き、離れたラオトンと文通をする、それがニュシュウ使いの女性たちの心情表現の手段であったようです。 本作では、本文のいたるところにニュシュウ・フォントで文通のやりとりを読むことができます。女性美のような細い文体だと思いました。 (日本語もニュシュウ・フォントになってるんですが、これはどういうことなのでしょうか・・・。) 私は、実在するこのニュシュウが、日本のひらがな的なイメージでどこかつながるなと感じましたが、ニュシュウの起源や使われ方が、日本のひらがなとは全く違うなとも思いました。 ここまで書いて、本作は女の友情についての小説なのですが、その辺りの話ができていないことに思い至りました。 現代と感覚的に違わず受け入れることのできる等身大の人間の友情や愛情についての面では共感しましたが、女性の友情や愛情についての話を読むのは初体験だったからか、わかりづらいところもありました。 とかく男性だったら自制がききそうなところを、女性は(耐え忍んでいるからか)感情を爆発させて相手にぶつかっていくところ、その激情と欲望には吃驚することも多々ある作品でした。(創作ではありますが)作中の二人の女性は感情の昂ぶりがすごかったです。 愛や真心について、改めて自分はどうなんだと考えるきっかけにもなりました。 それにしても、どうして日本には纏足や科挙、ニュシュウやラオトンなどが入っていかなかったのだろうと思わずにはいられませんでした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
清朝の中国に産まれた2人の少女の生涯に渡っての友情を描いた歴史小説。纏足の描写が怖かった。美意識や慣習は国や文化によってそれぞれ。 老同という血兄弟のような絆で結ばれた2人の友情の変化を綴っているんだけど、いつの時代も特別な友達は愛情を超える?のか別物なのか。
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中国清朝の時代に老同(ラオトン)で結ばれた、二人の女性の生涯。没落した名家の娘と、逆に名家のマダムに納まっていく娘の愛の物語。纏足の描写が読んでいても痛い。なかにはそれが原因で亡くなる人もいたというのも怖い。映画化されるらしいです。
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