商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2008/09/15 |
| JAN | 9784150116774 |
- 書籍
- 文庫
ディファレンス・エンジン(上)
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ディファレンス・エンジン(上)
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商品レビュー
3.3
16件のお客様レビュー
日本語だとギブスンは読みづらいというのはニューロマンサーなどで既知な事だとは思うが、決して翻訳が悪いという事ではない。だが、本作めちゃくちゃ積読してて、遂に読み終えた次第。 アイデア、雰囲気など相当面白いんだが、ストーリーが本当に書きたい事をどんどん詰めこんでみたというような感じ...
日本語だとギブスンは読みづらいというのはニューロマンサーなどで既知な事だとは思うが、決して翻訳が悪いという事ではない。だが、本作めちゃくちゃ積読してて、遂に読み終えた次第。 アイデア、雰囲気など相当面白いんだが、ストーリーが本当に書きたい事をどんどん詰めこんでみたというような感じで脈絡なく、もしかしたらそこが合作の妙なのかも知れない。フクサワユキチなる日本人も現れ、やりたい放題である。 作品雰囲気を体感するという意味では、近い時代を題材にしたアサシンクリードシンジケートというゲームがあり、当時のロンドンの街並みなどかなり参考になるかも知れない。 下巻に突入したわけだが、巻末に差分辞典なる付録があり、かなり細かい解説が付いている。これは是非とも上巻にあってほしいやつ。
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鮮やかに書き連ねられていく描写が相当に素晴らしい。 優雅さと乱雑さの融合が織りなす、近代ヨーロッパの街の風景。 濃厚な機械油の匂いと、息詰まるような熱気に包まれて、轟音を響かせて動く歯車の群れ。 闇の中で蠢く数々の陰謀に翻弄される高名な学者。 モノクロとセピアの中間の色彩で彩られ...
鮮やかに書き連ねられていく描写が相当に素晴らしい。 優雅さと乱雑さの融合が織りなす、近代ヨーロッパの街の風景。 濃厚な機械油の匂いと、息詰まるような熱気に包まれて、轟音を響かせて動く歯車の群れ。 闇の中で蠢く数々の陰謀に翻弄される高名な学者。 モノクロとセピアの中間の色彩で彩られた世界。 紡がれていく言葉の波が、圧倒的な存在感で読者をこの世界へと引き摺り込んでいく。 ここからどうなるんだろう。 それにしても「ディファレンス・エンジン」という言葉の格好良さ! 重厚な無機質さと透き通るような優雅さだなあ。
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ウィリアム・ギブスンとブルース・スターリングというSF小説の巨匠二人による共著。スチーム・パンク、サイバー・パンク、歴史改変SFの古典的名作として名前をよく聞くので読んでみた。けど、とにかく読みにくい。『ニューロマンサー』もかなりキツかったけど、歴史的な背景知識がないからか尚の事...
ウィリアム・ギブスンとブルース・スターリングというSF小説の巨匠二人による共著。スチーム・パンク、サイバー・パンク、歴史改変SFの古典的名作として名前をよく聞くので読んでみた。けど、とにかく読みにくい。『ニューロマンサー』もかなりキツかったけど、歴史的な背景知識がないからか尚の事。 でもこの手の古典はなんとか理解したいという思いもあるので、いつかまたチャレンジしてみようかな。 1855年ロンドン。蒸気機関が発達し、現代で言うコンピューターのような位置づけになっている世界。
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