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天才の栄光と挫折 数学者列伝 文春文庫
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天才の栄光と挫折 数学者列伝 文春文庫

藤原正彦【著】

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天才の栄光と挫折 数学者列伝 文春文庫

781

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2008/09/10
JAN 9784167749026

天才の栄光と挫折

¥781

商品レビュー

4.2

30件のお客様レビュー

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2025/05/05

NHKのテレビ講座「天才の栄光と挫折」を見たのは2001年の夏だった。藤原先生は、諏訪の別荘のベランダで、小さな黒板を横に、8人の数学者をめぐるヒューマンドラマを語った。数学好きでなくとも(数学好きならなおさら)、彼らに魅了されたはずだ。本書はその講座テキストの書籍版。 まるで見...

NHKのテレビ講座「天才の栄光と挫折」を見たのは2001年の夏だった。藤原先生は、諏訪の別荘のベランダで、小さな黒板を横に、8人の数学者をめぐるヒューマンドラマを語った。数学好きでなくとも(数学好きならなおさら)、彼らに魅了されたはずだ。本書はその講座テキストの書籍版。 まるで見ていたかのような描写。それもそのはず、藤原先生は、ハミルトンのダブリン、ラマヌジャンのマドラス、ニュートンのトリニティ・コレッジとウールズソープといったように、それぞれの数学者の生きた場所へと足を運んでいるのだ。なかでも、パリビノ(ロシア)とストックホルムに赴いたソーニャ・コワレフスカヤの章は感動的だ。 ガロワの章。冒頭6ページには、ガロワとは関係のない、パリのホテルで受けた理不尽な対応への憤怒が綴られている。いつもの藤原節。でも心配は無用。その熱をもったまま、ガロアの熱い生涯の紹介が続き、最後は感動的に締めくくられる。

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2024/03/18

「数学者列伝」と副題にあるように、過去の天才数学者たちの人生を現地まで訪ねて追ったエッセイである。ニュートン、関孝和、ガロワ、ハミルトン、ソーニャ・コワレフスカヤ、ラマヌジャン、チューリング、ヘルマン・ワイル、アンドリュー・ワイルズという9人のドラマが描かれている。それぞれに巨大...

「数学者列伝」と副題にあるように、過去の天才数学者たちの人生を現地まで訪ねて追ったエッセイである。ニュートン、関孝和、ガロワ、ハミルトン、ソーニャ・コワレフスカヤ、ラマヌジャン、チューリング、ヘルマン・ワイル、アンドリュー・ワイルズという9人のドラマが描かれている。それぞれに巨大な業績を残しているが、人生も幸せだったとは限らない。著者のあとがきにあるように「天才の峰が高ければ高いほど、谷底も深い」のである。二十歳で決闘に散ったガロワ、初恋の人を思い続けたハミルトン、ナチスのために故国を去らねばならなかったワイルなど、栄光よりもその悲しみの方が胸をしめつける。

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2023/10/19

2冊の自伝を読んで以来久しぶりの藤原さん。 当該2冊を読んだ当時、妻と生まれたばかりの長男と一緒に駐在していて、どの時代も同じような苦労をするものだと感じいったものだ。 数学も文学も、数と文字という違いはあれど自分の考えを他人に分かりやすく説明するという点では共通しているのだ。...

2冊の自伝を読んで以来久しぶりの藤原さん。 当該2冊を読んだ当時、妻と生まれたばかりの長男と一緒に駐在していて、どの時代も同じような苦労をするものだと感じいったものだ。 数学も文学も、数と文字という違いはあれど自分の考えを他人に分かりやすく説明するという点では共通しているのだ。全体に貫く先人に対する尊敬の念が、年を重ねてすこしだけ柔らかくなった氏の筆致で記されていて、通勤時間に読むのにちょうどよい内容だった。 ラマヌジャンの業績の数学的価値、あるいは、欧州で数学の発展の表裏一体となった神学や哲学が、この本を読んで私の読書リストに入ったジャンルである。

Posted by ブクログ