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チャイルド44(上) 新潮文庫
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チャイルド44(上) 新潮文庫

トム・ロブスミス【著】, 田口俊樹【訳】

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チャイルド44(上) 新潮文庫

781

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2008/08/28
JAN 9784102169315

チャイルド44(上)

¥781

商品レビュー

3.8

209件のお客様レビュー

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2010/07/26

姿が見えない殺人鬼を追う!!

スターリン体制下の旧ソ連、子供が次々殺されていく連続殺人事件を捜査することも許されない。主人公は独自に犯人を追うが・・・

aoi

2023/10/24

ヤロスラヴリ発の鉄道の線路上で子供の死体が発見され、物語が動き出す。KGBの前身であるMGB(国家保安省)の捜査官のレオ・デミドフは子供は事故で列車にはねられたと説明するが、両親は犯人の目撃者もいて殺人だと主張する。忠実なソ連イデオローグであるレオは、貧困と欠乏を解消して犯罪のな...

ヤロスラヴリ発の鉄道の線路上で子供の死体が発見され、物語が動き出す。KGBの前身であるMGB(国家保安省)の捜査官のレオ・デミドフは子供は事故で列車にはねられたと説明するが、両親は犯人の目撃者もいて殺人だと主張する。忠実なソ連イデオローグであるレオは、貧困と欠乏を解消して犯罪のない楽園を目指す共産主義社会での犯罪の存在は、理想社会の実現を大きく逆戻りさせることになると考え、殺人事件の存在を否定する。その後、部下の策略により、地方の警察に左遷され、更にスパイとして糾弾され、流刑を宣告される。囚人列車から脱走したレオは連続する小児殺人事件の究明に挑む。グラスノスチ以前のソ連の誰もが疑心暗鬼に陥る陰湿な空気が感じられ、現代のロシアや中国も同じ空気に包まれているなと思及させられた一冊でした。

Posted by ブクログ

2023/10/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スターリン体制下のソ連。そのなかで従順な国家警察として働く主人公レオの行動が非人道的で理解ができなかったが同時にこの時代に殺されずに生きるための当たり前の行動なのだと強く感じた。物語の冒頭で出てきた事件は一体誰が何の目的をもって引き起こしたのか。下巻が楽しみです。

Posted by ブクログ

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