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オイスター・ボーイの憂鬱な死
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | アップリンク/河出書房新社 |
発売年月日 | 1998/12/01 |
JAN | 9784309902913 |
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オイスター・ボーイの憂鬱な死
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商品レビュー
4.4
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『最悪にも、サンタはジェームズにテディー・ベアをプレゼントしてしまった/その年の始め、ジェームズがクマに噛まれたことも知らないで……』―『ジェームズ』 「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の、という修飾語で表現するのが判り易い映画監督の二冊目の絵本。テイストは映画にもなった前...
『最悪にも、サンタはジェームズにテディー・ベアをプレゼントしてしまった/その年の始め、ジェームズがクマに噛まれたことも知らないで……』―『ジェームズ』 「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の、という修飾語で表現するのが判り易い映画監督の二冊目の絵本。テイストは映画にもなった前作と同じようにちょっとグロテスクで、それでいてユーモラスなもの。 WiKiにも絵本とあるけれど、本書はマザーグースの詩のような言葉に、シンプルながらティム・バートン的特徴に溢れた絵が添えてある一冊という作品。絵からは「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」を当然連想するけれど、内容はむしろ「シザーハンズ」に近い、と言ったら判り易いか。買った訳ではない。図書館の放出本を拾ってきたもの。 表面にこそ二十余年のくすみが溜まってはいるものの、ほとんど開かれた痕跡の無い装丁。図書館の本にありがちな手垢の全くない裁断面。ティム・バートンが記したナーサリーライムのように、それがちょっと悲しげ。 歌われるのは皆から疎まれる子供たちのこと。ちょっと他の子と違ったところがある。それがいじめの対象となる。そんな社会派的なメッセージをティム・バートンが果たして込めていたのかは判らないけれど、彼もまた生き辛い少年時代を過ごした経験があるのだろうなぁ、きっと。まあ、そんな硬派な意図というより、弱いものの立場からの自虐的な皮肉、という感じなのかなとは思うけれど。 Stick Boy liked Match Girl, he liked her a lot. He liked her cute figure, he thought she was hot. But could a flame ever burn for a match and a stick? It did quite literally; he burned up pretty quick. - Stick Boy and Match Girl in Love これは、本書の最初に置かれた「スティック・ボーイとマッチ・ガールの恋」という詩。マザーグースの謎かけみたいに、Stick(くっつく)とStick(杖)、(Match(つり合う)とMatch((火を熾す)マッチ)を掛けたり、Match GirlをHotと言ったり、二人の恋は燃え上がるのか(その後で「文字通り(燃えた)」とも)と言ったり、この一片は言葉遊び的な要素に溢れているけど、これ以外はもっとしんみりとしたものばかり。原題にある「Melancholy」は確かに邦題の「憂鬱」という意味だけど「もの悲しい」というニュアンスもあるね(原題は、THE MELANCHOLY DEATH OF OYSTER BOY & OTHER STORIES)。巻末に収められた原文も是非ご一読あれ。
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書店で偶然見かけて一目惚れ買い。 やがて部屋の整理で処分したものの、ふと思い出して数年後に再び入手するという不思議な魅力のある絵本。 死と憂鬱と不条理で不当な扱いに包まれているが、何故かそれは不幸ではなく、愛に包まれている。 シュールでブラックな大人の短編集。 ティム・バートン作...
書店で偶然見かけて一目惚れ買い。 やがて部屋の整理で処分したものの、ふと思い出して数年後に再び入手するという不思議な魅力のある絵本。 死と憂鬱と不条理で不当な扱いに包まれているが、何故かそれは不幸ではなく、愛に包まれている。 シュールでブラックな大人の短編集。 ティム・バートン作。
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この作品は小説というよりも絵本という感じ。 The ティム・バートンという絵と文章であるので、ティム・バートン監督の映画が好きな人にはおすすめ。 不思議で不憫でどこか可愛げもある子供たちの短編集であった。
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