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細胞の意思 “自発性の源"を見つめる NHKブックス1116
1,067円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
発売年月日 | 2008/07/28 |
JAN | 9784140911167 |
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細胞の意思
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細胞の意思
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商品レビュー
3.1
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
養老孟司さんのオススメ本の一つ アミノ酸が構成している炭素と水素と違うように 細胞というのはそれを分解して理解しようとしては間違える 細胞を理解することが生命の理解の第一になる、 と考えている 細胞が人間と同じように思い悩み予測し相対し決意し、決定する生き物 意思を持つ-自発的、主体的な考えを思い何かをしようとする 脳や脳の働きとしての意思のルーツは細胞である 細胞がしているのは私たちが車に乗って買い物へ行くという日常の行動と本質的に違いはない 働いているのは細胞かメカニズムかへの良い設問として 「100m競走のピストルが鳴りました。走っているのはランナーですか、筋肉ですか」 答えはランナー 筋肉はより早く走れるようにランナーが鍛えたもの "生きようとする細胞の「意思」、周囲の状況にいち早く把握してしようとする細胞の「監視行為」、死に抵抗する細胞の「創意」、このような能力を細胞にみとめることが、生き物に対する私たちの理解を大きく前進させる鍵であり、これができるか否かに、生物学の行く末がかかっていると、私は考えています。" あとがき "もともと人間が自然の成り立ちを知りたいと思ったのは、なによりも自分たちがどこから来て、なぜここにいるのか、生きているとはどういうことなのかを理解したかったからではないでしょうか。 そのために自然を解析し、生き物を見つめてきたのです。" "生きている私たちの「人間」を知るための最初の一歩は細胞から。生き物の最大の特徴である「自発性」の根源としての細胞を理解できずに人間を理解することはできないでしょう。その細胞は、膨大な種類と数の化学反応の、想像を絶するほど複雑なバランスのうえに成り立っているのもです。走り続けることで成立しているこのようなシステムを、分子メカニズムとしてとらえ尽くすことはできません。 中略 私たちが細胞を「生き物」として認めることができさえすれば、これまで気づけなかった多くのことが見えてきます。細胞を私たちと同じ生き物と認め、共感を持ってこれに寄り添うことが、やり方によってはけっして擬人的でも、情緒敵でも、非科学的でもなくできることを、私は本書で実例をもって示したつもりです。" マボヤ 東北での珍味のホヤが脊椎動物の最初の片鱗としての細胞を持っているとか 原始生殖細胞は受精わずか1ヶ月で次世代への細胞を作り始める準備をするとか 生命最初の大気は酸素なかったけど、酸素ができたから、初期の生命(バクテリア)にとって酸素は有害だったから酸素をエネルギーに変えるミトコンドリアというバクテリアを細胞の中に入れた 細胞は原核細胞 パプロイド(単細胞) ディプロイド(有性生殖で合体、2重ラセンDNA持っている) の3つ 二重らせんのディプロイドは分裂回数に制限があり、死がある イオン化したものは細胞は受け取るが イオン化してないものは受け取らない 排泄アンモニアにして出していくとか 細かな細胞のメカニズムなどを説明してて生物とってない私のような人間にはちょっと理解が難しいけど面白かった 色々世界観が広がる感じ
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細胞の「仕組み」の解説はそれはそれでおもしろいのだけど、意思というところはそれほどの内容ではなかった。 擬人化を問題にするつもりはないのだけど、では擬人化とどう違うのかとか、意思とはなにか、というあたりが深くなくて細胞の「構造」には詳しくなった気はするけど。
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ちょっと読むのに時間がかかってしまった。そのため、途中でノーベル化学賞受賞の話が出た。たぶん、本書で細胞の動きを観察するのに使われている技術も、下村先生の発見からはじまっているのかもしれない。さて、細胞に意思があるとは「?」なのですが、でも、細胞の動きを観察していると、意思がある...
ちょっと読むのに時間がかかってしまった。そのため、途中でノーベル化学賞受賞の話が出た。たぶん、本書で細胞の動きを観察するのに使われている技術も、下村先生の発見からはじまっているのかもしれない。さて、細胞に意思があるとは「?」なのですが、でも、細胞の動きを観察していると、意思があるとしか思えないのです。どうしてそっちってわかるのとか、なんでみんな上手に集まるのとか、そんな感じです。ただし、とってもくわしく実験の様子が書かれているのですが、ほとんど私にはついていけませんでした。なんとなく、雰囲気を感じることができただけです。本当はビデオで見せてもらえるのが一番なのかもしれません。そういう意味では、やはり公開講座なんかに参加するほうがいいのでしょう。どこかでやっていればいいのだけど。しかし、本書を読み終わって思うに、本当に福岡伸一さんは、一般人のハートをつかむのがうまいのだなあ、と感心してしまいます。
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