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青銅の悲劇 瀕死の王
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青銅の悲劇 瀕死の王

笠井潔【著】

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青銅の悲劇 瀕死の王

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2008/07/26
JAN 9784062148061

青銅の悲劇

¥2,420

商品レビュー

3.3

11件のお客様レビュー

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2025/10/30

タイトルと本の装丁から乱歩の『青銅の魔人』と関係あるかと思ったが、別人28号だった。トリックについては色々批判もあるだろうが、私は元新左翼の党派にいた矢吹駆が、どのような思想的変遷の元、オカルトと言っても良いくらいの神秘主義に入りこんだのか、その手がかりが書いていないかという野次...

タイトルと本の装丁から乱歩の『青銅の魔人』と関係あるかと思ったが、別人28号だった。トリックについては色々批判もあるだろうが、私は元新左翼の党派にいた矢吹駆が、どのような思想的変遷の元、オカルトと言っても良いくらいの神秘主義に入りこんだのか、その手がかりが書いていないかという野次馬的興味で読んだ。昭和が終わる時に、あの「稲の王」が畳の上で人生を全うした事についてのコメントは、それはないだろというところか。東アジア反日武装戦線をモデルにした人物も出てくるが、単なる爆弾狂になってるのは不愉快だった。笠井潔本人だと思われる作家が狂言回しの役で最初から最後まで出て来る。彼の言葉が意外と笠井潔の本音ではないか。元は新左翼党派の指導者が今では、と思うことも多々あるが、またワープロ、フロッピーという単語に隔世の感があるが、矢吹シリーズを全部読む為にはとりあえず読んで正解か。『熾天使の夏』を読まないと矢吹駆の思想的変遷の謎は解けないんだろうな。余談だが、昭和が終わった日もいつも通り仕事に行った。本社からの指示でブラインドを下ろして室内照明も薄くしたが、電話も出来ない、商談も出来ない。頭に来て家に帰って本を読んでいたことを思い出した。テレビはどのチャンネルを見ても同じで、レンタルビデオ屋が大繁盛していた。バブルという名の新自由主義の時代が来ていた。

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2016/02/24

驚いたのは、これだけのページ数を費やし、甲論乙駁を繰り返した挙句、現れた犯人と動機がごくごく平凡なこと。名探偵の死は必然的に名犯人の死に繋がる。

Posted by ブクログ

2013/11/12

矢吹駆シリーズ日本篇第一作だそうで、昭和が終わろうとする頃の日本が舞台である。 しかし主人公は宗像冬樹で、彼がナディア・モガールとともに東京郊外の旧家で起こる神事をめぐる事件に巻き込まれることになる。 事件そのものはたいそう地味で、毒殺未遂事件の毒を誰がどこに入れたかという可能性...

矢吹駆シリーズ日本篇第一作だそうで、昭和が終わろうとする頃の日本が舞台である。 しかし主人公は宗像冬樹で、彼がナディア・モガールとともに東京郊外の旧家で起こる神事をめぐる事件に巻き込まれることになる。 事件そのものはたいそう地味で、毒殺未遂事件の毒を誰がどこに入れたかという可能性を延々と議論していく。時刻表のアリバイトリックを検討するような地道さで、かなり疲れた。 神事を守り続ける老人、ポストモダン学者、左翼など思想的に様々なキャラクタが登場するが、宗像は積極的に議論しようとしないので派手な思想対決がないのも寂しい。 しかし戦争を生きた人々や学生運動に身を投じた一部の人々にとって、昭和天皇崩御がどれだけの意味を持つのかということは考えさせられた。 未解決の謎もあるので、この作品は日本篇の第一章という位置づけなのだろうか。

Posted by ブクログ