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初恋 新潮文庫
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初恋 新潮文庫

中原みすず【著】

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初恋 新潮文庫

440

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2008/07/28
JAN 9784101354514

初恋

¥440

商品レビュー

3.6

92件のお客様レビュー

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2009/12/10

映画の原作です

未解決のまま時効を迎えた「三億円強奪事件」。その実行犯は女子高生だった!?主人公「みすず」が、何故大金を奪うことになったのか。若者たちが抱えていた繊細な心が淡々と語られ、静かな涙を呼ぶ……。

みやちゃん

2024/07/26

止まらない読欲。 重くないものを読みたくて積読からチョイス。 恋愛小説っぽいし、ページも少なめなのでサラッといけるかな。 と思ったら、いきなり『三億円事件の犯人は私かもしれない』と始まり、え?この薄さでそのテーマ行っちゃうの?といきなり没頭させられた結果、一気読みしちゃいました...

止まらない読欲。 重くないものを読みたくて積読からチョイス。 恋愛小説っぽいし、ページも少なめなのでサラッといけるかな。 と思ったら、いきなり『三億円事件の犯人は私かもしれない』と始まり、え?この薄さでそのテーマ行っちゃうの?といきなり没頭させられた結果、一気読みしちゃいました。 いわゆる甘々でキュンキュンな恋愛小説からはかけ離れており、ツンデレ女上司もいないし、世話焼き委員長もいない。幼馴染なんてもってのほか。 恵まれない境遇の中で青春や恋愛の寂寥感をもりもりに詰め込んだものを淡々と綴った、フィクションとノンフィクションの狭間を行き来する手記って感じかな。 三億円事件も単なるスパイスでしかない。 何だそりゃって思うでしょ? 大丈夫。俺もわからない。 でも、ふと気づくとタバコの香りが漂う妙に淡い情景が脳裏に広がったり、やり切れない主人公に共感と同情と非難をごちゃ混ぜにした釈然としない感情を抱いたりと、何とも表現しづらい感覚に飲み込まれながら読了した。 主人公が作者と同姓同名な上に、作者さんのプロフィール非公開ってことで、本当に三億円事件の犯人なのでは?と言った感想もちらほらあった。 映画化で主演した宮崎あおいも「そう確信した」とのことだが、それは流石にw 全体的にはっきりとしないことが多く、心情は察して系なので少し苦手なジャンルだが、いい意味でなかなかにモヤモヤさせられた作品だった。 このモヤモヤ感、何となく村田沙耶香さんの『コンビニ人間』を思い出させる。 俺と違って感受性豊かな人の感想が聞きたいもんです。 有意義な読書タイムをありがとうございました この読後感を噛み締めつつ 作者が主人公ってことで『恐怖小説キリカ』を思い出したし、プロフィール非公開ってことで、宿野かほるさんも思い出した。

Posted by ブクログ

2023/10/07

読み終わった瞬間、なんだこの本!ってなった。 伏線回収も起承転結も風景描写もそこそこ。だけも読み終わった瞬間謎めいた雰囲気と、切ない感情が心に残る。 1960年代って聞いた瞬間、お爺さんお婆さんの時代の話なんかいと思ったけど、読んでてそんなに古臭さは感じない。正確に言えば古臭...

読み終わった瞬間、なんだこの本!ってなった。 伏線回収も起承転結も風景描写もそこそこ。だけも読み終わった瞬間謎めいた雰囲気と、切ない感情が心に残る。 1960年代って聞いた瞬間、お爺さんお婆さんの時代の話なんかいと思ったけど、読んでてそんなに古臭さは感じない。正確に言えば古臭さは感じるけど、現在から見る60年代と言うよりも、60年代から見た60年代を感じる事が出来た。 正直に言えば亮との関係をもっと掘り下げて欲しかったのと、岸と最終的に結ばれて欲しかった。本の薄さ的によく頑張ったと思うけど、内容がやっぱり薄っぺらい。 どからこそ、この独特な雰囲気が作り出されるとは思う。 あと主人公不良で全然勉強してないのに1年で早稲田受かるのすごくない?

Posted by ブクログ

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