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ハイデガーの根本洞察 「時間と存在」の挫折と超克
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ハイデガーの根本洞察 「時間と存在」の挫折と超克

仲原孝【著】

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ハイデガーの根本洞察 「時間と存在」の挫折と超克

10,450円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 昭和堂
発売年月日 2008/06/10
JAN 9784812208182

ハイデガーの根本洞察

¥10,450

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2026/06/10

ハイデガーの議論に見られる、矛盾しているかのような表現の整合的な解釈をさぐることを通して、『存在と時間』の思想やその挫折の理由、後期の思想への「転回」の内実といった問題にこたえようとする試みです。 著者は、『存在と時間』における「頽落」の概念には、「眼前存在への頽落」と「逆照射...

ハイデガーの議論に見られる、矛盾しているかのような表現の整合的な解釈をさぐることを通して、『存在と時間』の思想やその挫折の理由、後期の思想への「転回」の内実といった問題にこたえようとする試みです。 著者は、『存在と時間』における「頽落」の概念には、「眼前存在への頽落」と「逆照射的頽落」という「二本の幹」があるといいます。ほんらいハイデガーが問題にとりあげたのは、実存と眼前存在の区別にかんする前者の頽落でしたが、そこに現存在と内世界的存在者の区別にかんする後者の頽落がかぶせられたことで、議論の混乱が生じます。さらにこの混乱を解きほぐすことで、ハイデガーが一方では先駆的核悟性によって頽落を克服することができると主張し、他方では頽落は克服することができないと主張している矛盾も解決にみちびくことができると著者は論じています。 しかしこの問題は、たんにハイデガーの用語が混乱していたというだけでなく、その後の彼の思索の展開にも大きくかかわることになります。頽落をめぐる問題は、存在忘却の問題へ受け継がれて、西洋形而上学という存在忘却の歴史のうちに身を置くわれわれが、存在忘却からの脱却を果たすことが可能なのかという、『存在と時間』の挫折と「転回」における主題につながっていくからです。ハイデガーは後期の思想において、「存在の真理」が非覆蔵性として理解されるようになり、形而上学は存在の真理への道をふさぐとともに、そのようなしかたで存在の真理が保蔵されていると考えることで、上述の問題に対してあらたな考えを提出しました。著者は、そうした西洋形而上学の歴史にかんするハイデガーの思索を「存在歴史的思考」と呼び、こうした理解のもとで「性起」や「四方界」をめぐる後期ハイデガーの思想を解明しています。

Posted by ブクログ

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