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賢者はベンチで思索する 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2008/06/09 |
JAN | 9784167716035 |
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賢者はベンチで思索する
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商品レビュー
3.8
84件のお客様レビュー
不思議な老人とフリーターの主人公の物語。 様々なことで思い悩む主人公の周囲で事件が起きる。そのことを老人と一緒に考えながら追いかけてゆく。その中で老人との会話によって主人公自身の気持ちが前を向いていく様子にとても心温まった。 近藤史恵の作品に初めて触れたがこれからも読み続けた...
不思議な老人とフリーターの主人公の物語。 様々なことで思い悩む主人公の周囲で事件が起きる。そのことを老人と一緒に考えながら追いかけてゆく。その中で老人との会話によって主人公自身の気持ちが前を向いていく様子にとても心温まった。 近藤史恵の作品に初めて触れたがこれからも読み続けたいなと感じた。
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公園で犬が殺されていたり、子どもが誘拐されたりと、物騒な事件が起こるんだけど、なぜか根底にほのぼのした暖かいものを感じられる作品だった。 主人公久里子のキャラクターかなぁ。
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2023.9.12 読了。 フリーターとしてファミレス「ロンド」で働く久里子。いつも窓際の席に座りコーヒー一杯で何時間も粘る常連の老人・国枝がいた。久里子の愛犬と共に公園で国枝に出会い、近所で起こる事件を解決していき親睦を深めていくのだが、国枝という人物は不思議な行動も続けてい...
2023.9.12 読了。 フリーターとしてファミレス「ロンド」で働く久里子。いつも窓際の席に座りコーヒー一杯で何時間も粘る常連の老人・国枝がいた。久里子の愛犬と共に公園で国枝に出会い、近所で起こる事件を解決していき親睦を深めていくのだが、国枝という人物は不思議な行動も続けていて……柔らかいがミステリアスな雰囲気に包まれた連作短編集。 なんだかいつもモヤモヤとした感情を抱いてしまう年頃の久里子と多くの人生経験を持つ国枝の関係性がすごく好きだった。ファミレスではお互いあまり干渉せず、偶然公園などで会えば話をしたりする親しい間柄なのだが、登場から常に秘密めいた不思議な老人国枝に深入りしない久里子だったが、最終章で明らかになる国枝という人物に何故か心惹かれる人たちがいる理由も分かる。 「自分の正義のためなら軽犯罪を犯してもいい」と思っている人間は世の中に意外とたくさんいて、自分自身もそういった行動をしてしまっていないか?と問われているような気もしたし、ストーリーは基本穏やかに進んでいくがどこか不穏さや人間の軽く滲み出てしまう醜さも持ち合わせていて、しかも読みやすいのでどんどんと読み進めてしまった。 国枝という人物は「蜘蛛の糸」に出てくる主人公のような雰囲気もある。人間、善悪二択に分けられるものではないなぁと思わされる。 続編も出ているようなので読みたいと思う。 それと個人的には人物名は一度はフリガナ表記付けてほしいです。久里子の弟、何て読めばいいのか悩みました。素直に「信(しん)」でいいのかな?
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