第三帝国の興亡(1) アドルフ・ヒトラーの台頭
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第三帝国の興亡(1) アドルフ・ヒトラーの台頭

ウィリアム・L.シャイラー(著者), 松浦伶(訳者)

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第三帝国の興亡(1) アドルフ・ヒトラーの台頭

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2008/05/30
JAN 9784488003760

第三帝国の興亡(1)

¥2,530

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2021/01/23

ナチ党の誕生からアドルフ・ヒトラーの独裁国家誕生までが1巻に細かく記されています。 ヒトラーがビヤホール・プッチ(ミュンヘン一揆)で投獄されている間に書かれた「我が闘争」や、部下ゲッペルスの日記や手紙などを元にしています。 第一次世界大戦後、ヴェルサイユ条約により多額の賠償金...

ナチ党の誕生からアドルフ・ヒトラーの独裁国家誕生までが1巻に細かく記されています。 ヒトラーがビヤホール・プッチ(ミュンヘン一揆)で投獄されている間に書かれた「我が闘争」や、部下ゲッペルスの日記や手紙などを元にしています。 第一次世界大戦後、ヴェルサイユ条約により多額の賠償金を請求されていたドイツ(ヴァイマル共和国、プロイセン) 1320億金マルク(当時で、約330億ドル) 国家はお金を刷りまくり、スーパーインフレが起こり国はぐちゃぐちゃでした。 ヒトラーはオーストリア人。 父親は下級税関史で、そのいとこの子との間に産まれる。 当時父親の姓はシックルグルーバーだが、認知されてからヒトラーと姓が変わり、子どもであるアドルフは、ヒトラーとなる。 メモとして、 第一帝国は、中世の神聖ローマ帝国 第二帝国は、ビスマルク時代 第三帝国は、ナチスドイツ 議事堂炎上に関して ナチ党員は、共産主義革命だと言い、射殺 ゲーリングが犯人? 知的障害のあるオランダ人共産主義者を利用 選挙では過半数を手にできなかった。ヒトラーの望んだ議会の同意により独裁制を樹立する3分の2の議席数には不足していた。 ↓ 「全権委任法」を議会に提出 憲法では、3分の2の議員の承認が必要 共産党議員の欠席 若干の社会民主党員の入場を拒むことにより、解決 →3分の2を押さえるために必要なだけの野党議員を逮捕する 国家人民党党首のフーゲンブルグはヒトラーの手に全権を集める事に気が進まず、大統領ピンデンブルグの関与を求めようとする 大統領府官房長官のマイスナーは、すでに自分の将来をナチ党に預けていたので、大統領の協力は不必要と判断 全権委任法が可決され、第三帝国の誕生。 ドイツ社会民主党の党首「われわれドイツ社会民主党はこの歴史的瞬間に、人道と正義の原則、自由と社会主義の原則を堅持することを厳粛に誓うものである。全権委任法といえども、永遠に不滅の理想を滅ぼす力を与えるものではない」 この言葉に対し、激怒したヒトラー。 「きみたちは遅れて来た。おめおめと、やってきた!(絶叫)きみたちは、もう必要ない。ドイツの星はいま昇ろうとしている。きみたちの星は沈むところだ。すでにきみたちのための弔鐘が鳴っている。きみたちの投票など必要ではない。ドイツは自由になるだろう。が、それはきみたちの手によってではない!」(万雷の拍手) 独裁国家の始まり。 ヒトラーはドイツをナチ体制にするため、プロイセンを除く全州の内閣を解散させる法律を公布し、再編成させる。共産党の議席の補充なし。 首相の定める全般的政策。ナチ党員で固める。 他党も次々と追い込まれ、ナチ党だけとなる。 一つの法律が布告される。 「国家社会主義ドイツ労働者党は、ドイツにおけるただひとつの政党である。 その他の政党の組織機構を維持、あるいは新政党の結成を企てる者は、その行為が他の規則でより重い罪を科せられるのではないかぎり、三年以下の懲役、もしくは六ヶ月以上三年以下の拘禁に処される」 ヒンデンブルク大統領の死後、大統領の称号は廃止された。 アドルフ・ヒトラーが国家元首と軍最高司令官を併せ持つことになり、独裁制は完璧になった。 ヒトラーの演説力は相当のもので、疲弊していた国民の胸にとても響いて支持を得た。 その裏ではヒトラー周辺の取り巻きが金銭や暴力を駆使して第三帝国を築いた。 彼の台頭は必然だった。 世の中が独裁を求めるような不穏な時代にならない様にするにはどうしたら良いのか、人々が考えようとする意思を持つ事が大事なのだと思う。 自分はともかく、子供たちの未来がかかっているとなると、皆他人事ではすまない。 5巻までありますが、容量がすごいので続巻はのちにまわします。 ナチスドイツに関しては大まかな流れは頭に入っていますが、真実を知ることが大事だと思っているので、いつかぜひ読みたいです。

Posted by ブクログ

2021/01/16
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図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) 1933年1月30日アドルフ・ヒトラーは、ドイツ首相に就任した。この日をもってヴァイマル共和制は終焉を迎え、ナチス第三帝国が誕生したのだ。ヒトラーはただちにドイツのナチ化を開始。侵略と戦争への道を突き進んでいく。ウィーンで悲惨な青春時代を過ごし、第一次世界大戦では無名の伍長。ビヤホール・プッチの失敗により投獄された男は、いかにして権力を掌握し、総統としてドイツに君臨するに至ったのか。膨大な資料と豊富な取材経験を駆使してナチス第三帝国の全貌を描き上げる、第一級の歴史ノンフィクション。 面白いとは聞いていたけれど、本当に面白い。 分厚いし、考えながら読むので時間がかかって一気読みとは言えないけれど、かなりその感覚に近いもので読み切りました。 『脳が殺す』の中にあったんだけれど、ナチス幹部やSSの中にはどれだけ人を殺す脳を持った人たちが採用されていたんだろうとこれを読むと尚更思う。 結局は落ちこぼれの伍長でしかなかったヒトラーがのし上がっていく際に、ブレーンがブレーンとして機能してないし、ナチス政権になるまでもすでに無意味な粛清が始まっているから、恐怖政治が行われると分かっているのにヒトラーを潰す人間がいなかったという恐ろしさ。 ユダヤ人だけでなく、自分の気に入らない人間、批判した人間をもう34年には粛清してたんだから恐ろしい。 ドイツが連邦制でまとめられていたのがヒトラーの背中を押したのかと思うと残念でならない。 読むのは大変だけれども面白いので次行きます! The Rise and Fall of the Third Reich by William L Shirer

Posted by ブクログ

2015/10/02

ヒトラーのように歴史と人類学に無知な男には、ドイツ人を現代のアーリア人種に、支配者の人種に仕立て上げるのはなんでもないことだった。ヒトラーにとって、ドイツ人は「地上で最高の人種」であり、「犬や馬や猫を繁殖させるときのように、自分の純血を保つことに専心」すれば最高であり続けるはずで...

ヒトラーのように歴史と人類学に無知な男には、ドイツ人を現代のアーリア人種に、支配者の人種に仕立て上げるのはなんでもないことだった。ヒトラーにとって、ドイツ人は「地上で最高の人種」であり、「犬や馬や猫を繁殖させるときのように、自分の純血を保つことに専心」すれば最高であり続けるはずであった 。ヒトラーの頭の中は戦争、征服、権威主義的国家の絶対権力の賛美、アーリア人種すなわちドイツ人が支配民族であるという盲信と、ユダヤ人、スラブ人への憎悪、民主主義とヒューマニズムに対する軽蔑でいっぱいだった。これらはヒトラーの独走ではないが、あとにして思えば適用の仕方は独創的だった 。

Posted by ブクログ