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守銭奴 岩波文庫
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守銭奴 岩波文庫

モリエール(著者), 鈴木力衛(訳者)

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守銭奴 岩波文庫

660

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2006/09/19
JAN 9784003251270

守銭奴

¥660

商品レビュー

3.6

18件のお客様レビュー

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2010/05/28

こんな強欲みたことな…

こんな強欲みたことないというほどの「けちんぼ」アルパゴン。彼の拝金主義、打算主義的な考えにあきれてしまいました。ホリ○○ンを思い出しました。

文庫OFF

2025/10/31

ヒップホップではサンプリングを行う。他人の曲からメロディやリズムを拝借してきて編集し、自分のラップの伴奏として使用する行為だ。このサンプリングに対して「剽窃だ!」、「著作権侵害だ!」と声を荒げる人々の気持ちはわかるし、至極ごもっともな主張だと思う。ただ、コピー元の作曲家やその支援...

ヒップホップではサンプリングを行う。他人の曲からメロディやリズムを拝借してきて編集し、自分のラップの伴奏として使用する行為だ。このサンプリングに対して「剽窃だ!」、「著作権侵害だ!」と声を荒げる人々の気持ちはわかるし、至極ごもっともな主張だと思う。ただ、コピー元の作曲家やその支援者、ファンの方々には申し訳ないが、ヒップホップを聞く側からしたら、編集された曲がカッコよければどうでもよいのである。トラックメイカーが必死にディグして素材を見つけ、何度も何度も聴き込み、その良さを見出して「置かれるべき場所にそのフレーズを配置した」場合、時として模造品といってしかるべきトラックは、原曲のイメージを超越する。誰しも本当に求めているものは「カッコイイもの」なのだ。 なぜこんな話を始めたかと言うと、モリエールもまたサンプリングに近い行為を行なっていたからである。訳者によるあとがきによれば、モリエールは本書『守銭奴』において、ギリシャの古典から同時代の戯曲まで、ありとあらゆる作品からセリフを拝借したり、着想を得て登場人物を生み出したのだという。悪く言ってしまえば、多くの作品からパクリまくり、それを編集した結果が本書なのだ。ここまでの下りからするとモリエールの喜劇というのは薄っぺらで下等な作品に思えるかもしれない。しかし、これが面白い、本当に腹を抱えて笑いたくなるほどに面白いのだ。 特に主人公アルパゴンの設定が面白い。倹約家、なんて言葉で済ませられないほどにケチで、自身の子供に対してすら金を出すことを惜しみ、飼っている馬は餌を与えられず骨と皮だけの幽霊のような見た目になっている。調子良くおべっかを使ってくる者や自らのために尽くしてくれる者に対しても、感謝はするが絶対に財布を開かない。最終的に金を愛しているとまで言い出し、息子や自身の婚約相手と金を天秤にかけ、金を選択するほどに資産に執着しているのである。この設定を元に、本作では現代でいうところの陣内智則やアンジャッシュのようなすれ違いのコントが展開するのだが、その運びが技巧に富んでいて知的だ。笑いのツボを抑えつつ、太陽王による中央集権化が進んでいた当時のフランスにて台頭してきたブルジョアジーを痛烈に皮肉ったこの喜劇は、パクリだなんだと文句をつける余地がないほどに完成されている。400年も昔の作品だが、現代人が見ても十分に笑える。批評家ボワローの言う「置かれるべき場所に置かれた言葉の威力」とはこういうものか、と思わず唸った。モリエールの中に独創的で知的な世界観がなければ、いくら他所から言葉を引っ張ってきたところでここまでの作品にはならなかったであろう。まさに鮮やかで芸術的な大悪党だ。私はどうもこういう魅力的なアウトローに弱い。しかしまあ、モリエールが世界史にも名を連ねる大人物で、戯曲が現代でも上演されているあたり、こんなアウトロー好きというのは想像以上に多いのではあるまいか。 普段戯曲というものはあまり読まないのだが、たまたま図書館で見つけて読んでみて本当に良かったと思う。モリエールといえば他に『ドン・ジョアン』や『人間ぎらい』という傑作がある。早急に読まなければいけないなと思った。

Posted by ブクログ

2022/12/07

単純で面白いので、寝る前に読む読書に最適。 戯曲を読んでいると劇場で劇を見ている気分になれる。 モリエール全集、買おうかな。

Posted by ブクログ