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モンテ・クリスト伯(下) 岩波少年文庫505
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モンテ・クリスト伯(下) 岩波少年文庫505

アレクサンドル・デュマ・ペール(著者), 竹村猛

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モンテ・クリスト伯(下) 岩波少年文庫505

1,056

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2006/06/16
JAN 9784001145052

モンテ・クリスト伯(下)

¥1,056

商品レビュー

4.2

19件のお客様レビュー

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2024/09/04

通常版は読みきれるか自信がなかったので、岩波少年文庫版を。 め、メチャメチャ面白い…!一気読みしてしまった。 ミステリ要素もあって、伏線を追うのも楽しい。 似た名前が多いので冒頭の「おもな登場人物」と行き来しながらだったけど、そこにかなりのネタバレが…なのに、文中でも律儀に驚...

通常版は読みきれるか自信がなかったので、岩波少年文庫版を。 め、メチャメチャ面白い…!一気読みしてしまった。 ミステリ要素もあって、伏線を追うのも楽しい。 似た名前が多いので冒頭の「おもな登場人物」と行き来しながらだったけど、そこにかなりのネタバレが…なのに、文中でも律儀に驚いてしまう。 終盤、復讐相手にモンテ・クリスト伯爵が正体を明かすシーンでは、つい頭の中で笑ゥせぇるすまんが「ドーン!」をやってしまう。 本作がもちろん面白いのだけど、それにしても少ししか読めてないけど岩波少年文庫はどれも面白いなあ。 昔は青い鳥文庫を手に取っていたので、勿体なかったかもしれない…

Posted by ブクログ

2024/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

モンテ・クリスト伯はメルセデスに生きているか死んでいるかも分からん男のために一生涯禊を立てろとでもいうのか…… 確かにフェルナンの手を取ったことは納得できないまでもそれでもモルセール夫人ではなくメルセデスとして絵を描かせたり正体を見破ったりと、生きるためにフェルナンの手を取っただけで心の中にはエドモン・ダンテスがいることは分かるのに、そんな健気なメルセデスに対して許す許さないだの言ってるのはとても傲慢だなと感じてしまう。 エデが伯爵を愛しているのは一種のグルーミングだと思うのだけど、伯爵は父として愛していた筈なのに最後にエデを恋人として愛することについての伯爵の心の変化の描写が少くて少しモヤりもした。 古典で男性が作者であれば、恋愛描写や女性像はこうなるのはまぁ妥当ではある。 復讐劇に関しては最後に伯爵が復讐相手に対して慈悲を掛け、一人の人間として生きていく形で締められるのがよかった。

Posted by ブクログ

2022/11/22

" アンドレアはとぶようにして部屋へはいると、カドルスの手紙に火をつけて燃やし、灰のあとまで消してしまった。" P.76 "「いやだ」とカドルスはいった。「いやだ。神さまなんていやしない、摂理なんてありゃしない、ただ偶然があるだけなんだ」"...

" アンドレアはとぶようにして部屋へはいると、カドルスの手紙に火をつけて燃やし、灰のあとまで消してしまった。" P.76 "「いやだ」とカドルスはいった。「いやだ。神さまなんていやしない、摂理なんてありゃしない、ただ偶然があるだけなんだ」" P.105 読中、ちょっとぐぐったりすると「モンテ・クリスト伯はラノベ」だとか「モンテ・クリスト伯はなろう」とかヒットしたりする。 この作品に限らず、他の文学作品にもそう思うことはある。「名作、古典、文学」というラベルは、「ラノベ、なろう」などのラベルと競合しないということに気付かされる。『はつ恋』なんて、タイトルの少女漫画感とは裏腹に、すげえNTRだしな! エドモン・ダンテスはダーク・ヒーローであるし、傷のある男でもある。人気が出ないわけがない。「眼光鋭く覆いかぶさるように威圧する影」という描写は多くの漫画作品にもさり気なく登場するが、原点はモンテ・クリスト伯にあったりするのかなと思ったり思わなかったり。 当時の読者はおそらく、現代において週刊少年誌の連載に熱狂するかのごとくこの作品に熱狂したのだろう。 そもそもいい年になっていまさら未読の名作作品を読んでみようと思った理由はFGOで、なんでエドモン・ダンテスが主人公たるプレイヤーキャラクターを共犯者あつかいしてんの?という疑問から発した。 わかるような分からんような。明示的な理由は見いだせなかったし、暗示的なものは一読では抜き出しできない程度におぼろげだ。「待つこと希望を失わないこと」の一言に由来するのかもしれない。 最新の幕間では主人公のトラウマあるいは罪悪感を、主人公のあずかり知らぬところで忘却させているというというような描写もあった。原典たるモンテ・クリスト伯は暗躍はすれど、そんな働きを見せたことはない。換骨奪胎のたぐいであろうが、さて。

Posted by ブクログ

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