商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1982/11/15 |
JAN | 9784061318045 |
- 書籍
- 文庫
長崎ロシア遊女館
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長崎ロシア遊女館
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
渡辺淳一の歴史小説。…
渡辺淳一の歴史小説。自分が死んだら、死体を腑分けの為に使って欲しいと言う遊女。真面目な内容です。
文庫OFF
読んだきっかけ:「初」渡辺淳一。よくしらないけど、「失楽園」の人でしょ?という印象。古本屋で100円だったし、ちょっとテーマが面白そうだったので購入。 かかった時間:10/10-10/16(7日くらい) 内容:医療とエロ(たまにグロ)をあわせた、幕末を舞台にした短編集…。...
読んだきっかけ:「初」渡辺淳一。よくしらないけど、「失楽園」の人でしょ?という印象。古本屋で100円だったし、ちょっとテーマが面白そうだったので購入。 かかった時間:10/10-10/16(7日くらい) 内容:医療とエロ(たまにグロ)をあわせた、幕末を舞台にした短編集…。なんだそりゃ。 ①長崎ロシア遊女館 幕末、長崎。ロシア人の要望で、彼らを花街に受け入れようとするが、ロシア人は、条件をつける。淋病の検査をさせろと言う。 当時の日本にはそのような知識はなく、また、女性の慣習から受け入れがたいのだが…。 女性の秘所を調べる、といった内容やその時の女性たちの心情が生生しく描写され、さすが、失楽園の人や、といった感じ。でも、いらやしくはない。不思議。 ②項(うなじ)のかお 代々首切り名人として名をたてた山田家のエピソードに、著者の、首切りに対する考察を織り交ぜた一遍。 これもまた、首切りの描写が生々しい。 そして最後には、著者が、山田さんの首切りテクニックの真髄を推理する、という変わった構成の一遍。 ③かさぶた宗建 かつて天然痘の流行を防ぐために、海外から牛痘を持ち込んで予防接種を試みた宗建さんの苦労話。 ④腑分け絵師甚平秘聞 日本で始めて腑分けを行った医師の話。その際、本を出版するために絵師を雇おうとするが、そのような不浄なことに手をかしてくれる絵師はいない。そんななか、甚平という絵師が…。 ちょっとした猟奇話でもありました。 ⑤沃子誕生 明治末期。女性が風呂に入るとき、その膣内にお湯が入るかという話。といったら変態的ですが、産後の女性が、何日後から風呂に入っていいか(膣内にばい菌がはいったらまずいので)、という論争を大真面目にやった医師たちの話。 全般的に、テーマがエロ・グロ的ですが、狙って書いているのではなく本当にこのテーマが好きなんだなぁという感じがして、より一層「この人大丈夫か」と思ってしまいました。 ただ、面白かったことは確かです。
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