商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ランダムハウス講談社 |
発売年月日 | 2008/04/25 |
JAN | 9784270003282 |
- 書籍
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終わりの街の終わり
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終わりの街の終わり
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商品レビュー
3.5
11件のお客様レビュー
ネビュラ最終候補短編の長編化作品 生者の世界、死者が集う世界、そして無の世界が存在する。生者世界はウィルスで壊滅し、死者世界はそれにつられて縮小していく。 生者世界を描くのは南極に取り残された科学者ローラ。死者世界は彼女の知り合いが語り部。ともに崩壊していく様子がある意味...
ネビュラ最終候補短編の長編化作品 生者の世界、死者が集う世界、そして無の世界が存在する。生者世界はウィルスで壊滅し、死者世界はそれにつられて縮小していく。 生者世界を描くのは南極に取り残された科学者ローラ。死者世界は彼女の知り合いが語り部。ともに崩壊していく様子がある意味美しく描かれる。その意味では宗教的でファンタジーな香りが残る。 そもそもヒューゴとネビュラは私はあまりあわないから、本作も震える感動はなかったんだけど、短編の方を読たかったな。少しばかり長いぞ、これ。
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「終わりの街の終わり」(ケヴィン・ブロックマイヤー : 金子ゆき子 訳)を読んだ。昨年読んだ「第7階層からの眺め」が良かったのでもう一冊読んでみた。 完膚なきまでに見事に意表をつかれたよ。(っていい方変か⁈) とにかくユニークでパワフルな才能の出現に歓喜している私である。
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#世界の終りとハートビート・ワンダーランド。〈まばたき〉と呼ばれるウイルスによって滅亡した世界。たまたま南極にいて難を逃れたコカ・コーラ社の社員・ローラは、救援を待ちながら、彼女の人生に関わった様々な人を思い出す──。 #「自分のことを憶えてくれている人が地上にいる間だけ」滞在...
#世界の終りとハートビート・ワンダーランド。〈まばたき〉と呼ばれるウイルスによって滅亡した世界。たまたま南極にいて難を逃れたコカ・コーラ社の社員・ローラは、救援を待ちながら、彼女の人生に関わった様々な人を思い出す──。 #「自分のことを憶えてくれている人が地上にいる間だけ」滞在できるという、死者の街の設定がとってもナイーヴ。死者たちは死者たちで作中、またそれぞれに思い出を語るので、「死者たちが記憶している死者'が集まる死者の街'」が、エンディング後もまだあるんじゃないかと思ったり。その死者の街'の下にまた死者の街''があって──ウエディングケーキのように、あるいはシャンパンタワーのように、無限の階層構造を持つ死者たちの世界。 #あと、その中の誰かが人生のどこかで神様に出会っていれば、神様もこの街のどっかにいるのかなー、とか思ったり(実は盲目の男を途中までそう思っていた)。以下、自分用ブックマーク。P130「お仕事はなに? これがお仕事なの?」「ありがとうって言うのよ、サラ」「ありがとう、風船マン」、P199「赤上げて青下げて」、P262「ペンギンたちがずっと待ち望んでいた究極の卵」。 (2009/06/23)
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