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恋の都 ちくま文庫
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恋の都 ちくま文庫

三島由紀夫【著】

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恋の都 ちくま文庫

792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2008/04/11
JAN 9784480424310

恋の都

¥792

商品レビュー

3.9

18件のお客様レビュー

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2024/12/10

最初はあんま面白くないかもーと思っていましたが、そういう本でも気持ちがのって来れば楽しく読めることが多いので無理して読まずにいったん離れて積読へ 他の本を何冊か続けて読んで読書欲が高まってきたタイミングで再度手に取りました! 2度目は最初に読んだ時よりはスムーズに読み進め、 それ...

最初はあんま面白くないかもーと思っていましたが、そういう本でも気持ちがのって来れば楽しく読めることが多いので無理して読まずにいったん離れて積読へ 他の本を何冊か続けて読んで読書欲が高まってきたタイミングで再度手に取りました! 2度目は最初に読んだ時よりはスムーズに読み進め、 それこそ、横浜へ行く展開辺りからは大いに気持ちがのって来て続きが早く知りたい一心で一気に読了まで行った感じです 良い意味で三島由紀夫っぽくない話だなと 初めて三島作品を読む人には『潮騒』をオススメすることが多かったですが、今度からこれも候補にできそうと思いました!

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2023/11/23

主人子のまゆみよりも、彼女への想いを秘めながらいざというときに彼女を守り大人の対応をするバンドリーダーの坂口や、ピンチのときにさっと救ってくれる(でもちょっとイジワル)歌手のマリコの存在が良かった。三島の純文学以外のこうした作品はエンタメとしては面白いけどやはり純文学のほうが面白...

主人子のまゆみよりも、彼女への想いを秘めながらいざというときに彼女を守り大人の対応をするバンドリーダーの坂口や、ピンチのときにさっと救ってくれる(でもちょっとイジワル)歌手のマリコの存在が良かった。三島の純文学以外のこうした作品はエンタメとしては面白いけどやはり純文学のほうが面白い。 冒頭の方にある「期待している人間の表情というものは美しいものだ。そのとき人間はいちばん正直な表情をして居る」はまゆみの右翼少年として切腹した五郎への想いと重なり、ラストのどんでん返しを考えると奥が深いと思った。 しかし五郎の変貌ってあり得ないようでリアルなのかも。 幻想を見ていたのはまゆみだけでなく、五郎も同じだったんだろうなぁ

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2021/08/11

思想にしがみつくことと、時世に合わせて生きること、どっちがよろしいか? この本を読んで思ったこと。 信じていたものが、枯葉のようにいとも軽く舞い上がるくらいの重量しかないのだとしたら、信じるという行為はなんですのん?となる。 また、いとも容易く前言撤回するのも分裂的で狂人あ...

思想にしがみつくことと、時世に合わせて生きること、どっちがよろしいか? この本を読んで思ったこと。 信じていたものが、枯葉のようにいとも軽く舞い上がるくらいの重量しかないのだとしたら、信じるという行為はなんですのん?となる。 また、いとも容易く前言撤回するのも分裂的で狂人あつかいされる。 事実を客観的に、一つづつ丁寧に積み重ねる忍耐と勇気は心強いけども、あんましカッコ良くない。 時間、因果、空間、意味とか全て取り払って表現する、その瞬間に過去になる。その繰り返しやねんな。 三島由紀夫が東大で論争していたときに芥氏がそんなこと言ってた気がする。 (むつかしいから正しく理解してるか自信ないけど) と思う。 全てに意味なんかないよ。 そう言わせてください。

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