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にぎやかな天地(上) 中公文庫
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にぎやかな天地(上) 中公文庫

宮本輝【著】

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にぎやかな天地(上) 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2008/04/22
JAN 9784122050129

にぎやかな天地(上)

¥691

商品レビュー

3.9

15件のお客様レビュー

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2024/08/06
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※このレビューにはネタバレを含みます

糠漬、納豆、くさや、熟鮓、酒、酢、味噌、醬油、鰹節―日本伝統の発酵食品に人間の生と死を重ね合わせた著者渾身の長編。 32歳でフリー編集者の船木聖司は、謎めいた老人・松葉伊志郎の紹介により、豪華限定本の編集・製作を手がけている。 今回の依頼は、日本伝統の発酵食品を後世に伝えるための本であった。 一方、祖母・篤子が遺した「ヒコイチ」という言葉の正体や、ある事故で父・佑司を死に至らしめた男・佐久間久継の消息が判明し、聖司の周辺はにぎやかに動き始めるのだった。 約20年前に新聞連載された長編小説ですが、今なお響くものを感じます。 何せコスパ、タイパ、「秒」の時代とは真逆の、「発酵」という早送りができないモチーフが取り上げられてますから。 発酵という、「時間」をかけて微生物がなす営みは、人の手が及ばない世界。 人ができるのは、環境を整えてひたすら待つことのみ。 まぁ、先を急ぎなさんな。そう諫められているような感慨に浸りながら、下巻へ。

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2024/07/03

902 357P 宮本輝の小説の中の人が言う言葉が好きなんだよね。名言ぽいというか示唆に富むというか。特ににぎやかな天地での登場人物の言葉が良すぎる。ストーリーに起伏があるわけじゃないからこそなのか、読み終わる時に幸せな日常が途切れちゃうんじゃないかみたいな寂しい感覚になる。...

902 357P 宮本輝の小説の中の人が言う言葉が好きなんだよね。名言ぽいというか示唆に富むというか。特ににぎやかな天地での登場人物の言葉が良すぎる。ストーリーに起伏があるわけじゃないからこそなのか、読み終わる時に幸せな日常が途切れちゃうんじゃないかみたいな寂しい感覚になる。 宮本輝 1947(昭和22)年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。広告代理店勤務等を経て、1977年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため二年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『道頓堀川』『錦繍』『青が散る』『流転の海』『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』『にぎやかな天地』『骸骨ビルの庭』等著書多数。

Posted by ブクログ

2019/01/20

宮本さんの小説には必ず一回は「静謐」って言葉が出てくるよね。 この本も今のところ「糠床という静謐な暗闇」って出てきた。 とりあえず下巻wktk

Posted by ブクログ

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