商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 1992/10/08 |
JAN | 9784122019416 |
- 書籍
- 文庫
果樹園への道
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果樹園への道
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商品レビュー
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或る東北地方。果樹園の女主人は、かつて自分の目指した文学世界を 引きずる形で、自宅の一室を 文学を志す者達にサロンとして開放する。 そこには様々な人間が出入りするが 地元新聞社勤務。酔うと『馬鹿野郎』が口癖の 乾ちゃん が印象深い。 彼は兎に角、朝から昼から夜から(笑)呑...
或る東北地方。果樹園の女主人は、かつて自分の目指した文学世界を 引きずる形で、自宅の一室を 文学を志す者達にサロンとして開放する。 そこには様々な人間が出入りするが 地元新聞社勤務。酔うと『馬鹿野郎』が口癖の 乾ちゃん が印象深い。 彼は兎に角、朝から昼から夜から(笑)呑み続ける。 肝臓は医者に駄目出しされていても 兎に角呑む。 彼は曰く 『だってよ。呑まなきゃ恥ずかしいだろ?』 生きるという事。人生を歩くという事は恥ずかしい事で・・ それには 酒を呑まなければ 轍 を刻み続ける事が出来ない酒呑みの勝手な理論がある。 乾ちゃん のアル中振りは いたく人間らしい。 肝心の本作は…立原作品の中では、《中》の佳作。 唯、立原世界の中毒者には、この作品も氏の世界に どっぷりと浸れる満足度と謂う点では、星五つかもしれない。
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主婦の生活。 ぼんやりとうら悲しくて退屈 っていうその感じ、 すごくよくでてたと思うー だからこそ煌めきが美しいんだよね。 最後の染め物のはなしがいちばんすきでした。
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