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果樹園への道 の商品レビュー

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2017/01/16
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1991年刊行。有閑マダムと思しき女性の、心理的揺らぎを描写した四つの短編。/果樹園の道 /乾いた十月 /荻野村にて /のちのおもいに。

Posted byブクログ

2012/08/26

或る東北地方。果樹園の女主人は、かつて自分の目指した文学世界を 引きずる形で、自宅の一室を 文学を志す者達にサロンとして開放する。 そこには様々な人間が出入りするが 地元新聞社勤務。酔うと『馬鹿野郎』が口癖の 乾ちゃん が印象深い。 彼は兎に角、朝から昼から夜から(笑)呑...

或る東北地方。果樹園の女主人は、かつて自分の目指した文学世界を 引きずる形で、自宅の一室を 文学を志す者達にサロンとして開放する。 そこには様々な人間が出入りするが 地元新聞社勤務。酔うと『馬鹿野郎』が口癖の 乾ちゃん が印象深い。 彼は兎に角、朝から昼から夜から(笑)呑み続ける。 肝臓は医者に駄目出しされていても 兎に角呑む。 彼は曰く 『だってよ。呑まなきゃ恥ずかしいだろ?』 生きるという事。人生を歩くという事は恥ずかしい事で・・ それには 酒を呑まなければ 轍 を刻み続ける事が出来ない酒呑みの勝手な理論がある。 乾ちゃん のアル中振りは いたく人間らしい。 肝心の本作は…立原作品の中では、《中》の佳作。 唯、立原世界の中毒者には、この作品も氏の世界に どっぷりと浸れる満足度と謂う点では、星五つかもしれない。

Posted byブクログ

2012/05/30

主婦の生活。 ぼんやりとうら悲しくて退屈 っていうその感じ、 すごくよくでてたと思うー だからこそ煌めきが美しいんだよね。 最後の染め物のはなしがいちばんすきでした。

Posted byブクログ