商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | アスキー・メディアワークス/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2008/04/10 |
JAN | 9784048670166 |
- 書籍
- 文庫
断章のグリム(Ⅶ)
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断章のグリム(Ⅶ)
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商品レビュー
4
19件のお客様レビュー
「よくばりな犬」 占いにすがりたい想いは。 目に映る光景は一番相関図を作りやすいが、付き合っていないのであれば行動に移すべきだろ。 「アリとキリギリス」 努力を続けても叶わない。 相手の想いを知ってしまったからこそ、大切な友人を守りたかったがトドメの一言になったな。 「金の卵...
「よくばりな犬」 占いにすがりたい想いは。 目に映る光景は一番相関図を作りやすいが、付き合っていないのであれば行動に移すべきだろ。 「アリとキリギリス」 努力を続けても叶わない。 相手の想いを知ってしまったからこそ、大切な友人を守りたかったがトドメの一言になったな。 「金の卵をうむめんどり」 伝わらない想いは壊れて。 理解しようとはしているのだろうが、理解度が低すぎるが故に最悪な最期を迎えてしまったな。
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今回は、サブタイトルになっている「金の卵をうむめんどり」のほか、短編2編を収録しています。 「よくばりな犬」は、瀬川彰人(せがわ・あきと)という男子生徒への恋心をかくしてきた衣川遊美(きぬがわ・ゆうみ)という少女の物語。「アリとキリギリス」は、親友であり対照的な性格の霧生比奈実...
今回は、サブタイトルになっている「金の卵をうむめんどり」のほか、短編2編を収録しています。 「よくばりな犬」は、瀬川彰人(せがわ・あきと)という男子生徒への恋心をかくしてきた衣川遊美(きぬがわ・ゆうみ)という少女の物語。「アリとキリギリス」は、親友であり対照的な性格の霧生比奈実(きりゅう・ひなみ)と有賀美幸(ありが・みゆき)の物語。どちらも、「霊能者」として事件の解決にやってきた雪乃の登場で、それぞれの主人公たちの身に起こった災いの終わりが訪れるという構成で、あっさりしていますが本作特有の雰囲気はじゅうぶんにたのしむことができました。 「金の卵をうむめんどり」は、雪乃とその友人の古我翔花(こが・しょうか)、そして雪乃の姉である時槻風乃(ときつき・かぜの)が登場する過去の話です。父親の再婚相手によって母親の指輪をかくされた翔花は、残虐な行為に手を染めることになります。雪乃や風乃の過去についてはまだ語られていないことも多くのこされていますが、この後の展開のなかですこしずつ明らかにされるのでしょうか。つづきが気になってきました。
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今回は覚悟していたほど、心理的に来るものは少なかったような気がする……猫の話を除いて。 今回は短編形式で構成されているせいで一つ一つの話の重さが少々物足りないと感じてしまうのは相当毒されているな。今回の現象は今までのような残酷な“泡禍”ではなく普通のありふれた悪夢と表現した...
今回は覚悟していたほど、心理的に来るものは少なかったような気がする……猫の話を除いて。 今回は短編形式で構成されているせいで一つ一つの話の重さが少々物足りないと感じてしまうのは相当毒されているな。今回の現象は今までのような残酷な“泡禍”ではなく普通のありふれた悪夢と表現したほうが似合いそうな雰囲気が漂っている。 現在と比べて三年前の時槻姉妹の性格が大いに違っていたことは意外だった。三年前の雪乃は普通の少女として、風乃は傷付くことばかりに意識を向けている社会的に死んだ人間のよう。このような過去を知るとあの悲劇の前後で一体どこまで残酷な出来事があったのか是非とも知りたくなってしまう。
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