断章のグリム(Ⅶ) の商品レビュー
「よくばりな犬」 占いにすがりたい想いは。 目に映る光景は一番相関図を作りやすいが、付き合っていないのであれば行動に移すべきだろ。 「アリとキリギリス」 努力を続けても叶わない。 相手の想いを知ってしまったからこそ、大切な友人を守りたかったがトドメの一言になったな。 「金の卵...
「よくばりな犬」 占いにすがりたい想いは。 目に映る光景は一番相関図を作りやすいが、付き合っていないのであれば行動に移すべきだろ。 「アリとキリギリス」 努力を続けても叶わない。 相手の想いを知ってしまったからこそ、大切な友人を守りたかったがトドメの一言になったな。 「金の卵をうむめんどり」 伝わらない想いは壊れて。 理解しようとはしているのだろうが、理解度が低すぎるが故に最悪な最期を迎えてしまったな。
Posted by
今回は、サブタイトルになっている「金の卵をうむめんどり」のほか、短編2編を収録しています。 「よくばりな犬」は、瀬川彰人(せがわ・あきと)という男子生徒への恋心をかくしてきた衣川遊美(きぬがわ・ゆうみ)という少女の物語。「アリとキリギリス」は、親友であり対照的な性格の霧生比奈実...
今回は、サブタイトルになっている「金の卵をうむめんどり」のほか、短編2編を収録しています。 「よくばりな犬」は、瀬川彰人(せがわ・あきと)という男子生徒への恋心をかくしてきた衣川遊美(きぬがわ・ゆうみ)という少女の物語。「アリとキリギリス」は、親友であり対照的な性格の霧生比奈実(きりゅう・ひなみ)と有賀美幸(ありが・みゆき)の物語。どちらも、「霊能者」として事件の解決にやってきた雪乃の登場で、それぞれの主人公たちの身に起こった災いの終わりが訪れるという構成で、あっさりしていますが本作特有の雰囲気はじゅうぶんにたのしむことができました。 「金の卵をうむめんどり」は、雪乃とその友人の古我翔花(こが・しょうか)、そして雪乃の姉である時槻風乃(ときつき・かぜの)が登場する過去の話です。父親の再婚相手によって母親の指輪をかくされた翔花は、残虐な行為に手を染めることになります。雪乃や風乃の過去についてはまだ語られていないことも多くのこされていますが、この後の展開のなかですこしずつ明らかにされるのでしょうか。つづきが気になってきました。
Posted by
今回は覚悟していたほど、心理的に来るものは少なかったような気がする……猫の話を除いて。 今回は短編形式で構成されているせいで一つ一つの話の重さが少々物足りないと感じてしまうのは相当毒されているな。今回の現象は今までのような残酷な“泡禍”ではなく普通のありふれた悪夢と表現した...
今回は覚悟していたほど、心理的に来るものは少なかったような気がする……猫の話を除いて。 今回は短編形式で構成されているせいで一つ一つの話の重さが少々物足りないと感じてしまうのは相当毒されているな。今回の現象は今までのような残酷な“泡禍”ではなく普通のありふれた悪夢と表現したほうが似合いそうな雰囲気が漂っている。 現在と比べて三年前の時槻姉妹の性格が大いに違っていたことは意外だった。三年前の雪乃は普通の少女として、風乃は傷付くことばかりに意識を向けている社会的に死んだ人間のよう。このような過去を知るとあの悲劇の前後で一体どこまで残酷な出来事があったのか是非とも知りたくなってしまう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
珍しくも短編集。 間の話、かと思いきや、昔の話、もありました。 昔の話は、まだなっていない頃なので、単にグロテスクなだけ…。 しかし女はやはり怖いです。 向こうがその気なら、こちらも色々画策すべき…とか そういう事を言ってしまったら話にならないのですよね。 友情の愛情も欲しいけど、口を開いて落としてしまったら…という 事なのでしょうか、よくばりな犬、は。 もしくはそこまで深読みしなくてもよし?w アリとキリギリスは、なるほど、と。 内面を磨くか、外見を磨くか。 どちらがアリで、どちらがキリギリスか、は 人によります。 捨てた部分の時間を別に回したからこそ起こった事。 というよりも、なぜにいつか告白してくれる、などと 思えたのかが謎です。 それならば、好みに一致するかのように 頑張らないといけないのではないでしょうか? しかし言われて咄嗟に嘘はつきにくいですよね…主人公。 お散歩するだけで、ふたつも事件にぶつかる。 案外、そこかしこにあるようです。
Posted by
アリとキリギリスの話、わたし確実に美幸タイプだ…!ちゃんと努力しないとなあ。先輩も残酷だよね、そんなに気持ち悪いものなのか…←
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
グリムシリーズで一番好きな巻になるかもしれない。 今までなんとも思ってなかった時槻風乃が大好きになった。 優しくて繊細で全ての死を望む・・・精神的にゴスな風乃がいい!! チェシャ猫な感じのリカがもお気に入りになった。
Posted by
再読。甲田先生は、人間関係から生まれる負の感情描くのが上手いなっていつも思います。リアルで読んでいる時自分まで泣きそうに…。 あと風乃さん好きです。尖ってない雪乃さんもかわいかった。
Posted by
シリーズも7冊目。 この本は短編集で、いつもとはちょっと違った感じに読めました。何より目立ったのは、今回死人が少ないよ!今までは大量に死者出てたんですが、今回はそれぞれの主人公たちほぼ生きてるし!雪乃のお姉ちゃんが生きてた頃の話も出てきて興味深かったし。
Posted by
今までと空気が違ってこれまた面白し。 全ての話に救いがあるので読みやすいのかも知れない。 おねえちゃんのお話も個人的に好き。
Posted by
断章のグリム7巻は初の短編集。 元々は雑誌掲載? HPでしょうか? 別の媒体で連載していたものを一冊にまとめたものだそうです。時間軸はバラバラですね。 金の卵~にいたっては、風乃さん生きてますしw 雪乃も昔は普通だったんだ! と感激してしまいました。「うるさい、殺すわよ」なんて言...
断章のグリム7巻は初の短編集。 元々は雑誌掲載? HPでしょうか? 別の媒体で連載していたものを一冊にまとめたものだそうです。時間軸はバラバラですね。 金の卵~にいたっては、風乃さん生きてますしw 雪乃も昔は普通だったんだ! と感激してしまいました。「うるさい、殺すわよ」なんて言わないよっ! 今回は、大きな事件ではないので、グリム童話ではありませんね。 全てイソップ童話です。誰でも知ってるような童話なので、タイトル聞けばあぁ、あれか~、と分かるはず。 犬と肉とかw 深夜0時に~、のお呪い、MISSINGでもやってなかったかしら…? 白い手よりも魔女様が襲ってきそうだと思いましたw このおまじないも、結構有名ですよねぇ。いや、有名ですよね…? 例のごとくでグロいので、お食事中には気をつけましょうw あと、猫好きだとかなり不愉快かもしれませんね…。猫殺し…。違うものが思い浮かんでしまったよorz
Posted by
- 1
- 2