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実録アヘン戦争 中公新書
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実録アヘン戦争 中公新書

陳舜臣(著者)

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実録アヘン戦争 中公新書

726

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 1971/06/25
JAN 9784121002556

実録アヘン戦争

¥726

商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2021/05/03

 アヘン戦争の歴史小説を書いた陳舜臣の手による新書。アヘン厳禁を進めた広東の欽差大臣を務めた林則徐の事績を中心によくまとまっており、一気に読める。  清の変則的貿易形式を打破するために、英国がアヘン処分を口実に宣戦布告したとなっている日本の教科書だが、著者はアヘン貿易を認めさせる...

 アヘン戦争の歴史小説を書いた陳舜臣の手による新書。アヘン厳禁を進めた広東の欽差大臣を務めた林則徐の事績を中心によくまとまっており、一気に読める。  清の変則的貿易形式を打破するために、英国がアヘン処分を口実に宣戦布告したとなっている日本の教科書だが、著者はアヘン貿易を認めさせることが主目的で、変則的貿易形式の打破は口実に過ぎないと指摘。中国の輸出品、茶葉などによる貿易不均衡を解消するための不義の戦争であったと主張する。英国の歴史家の書き換えだと。  英軍の船は揚子江を遡上し、南京近くの鎮江を攻める。英軍が突入すると「夷鬼来れば、たちまち婦女の屍、道上に満つ。髪をみだし、すべて赤裸」という有様。その結果、道光帝は南京条約を結び、香港島割譲が明文化された。  現在の香港問題を見ていると、180年前のこの戦争が、いかに中国にとって屈辱であったか。そして、英国の決めたルールを破ることで、その歴史を清算しているとの見方もできるであろう。香港住民にとっては良い迷惑であるが。  その他、アヘンの処分方法など面白かった。焼却しても成分が土に染み込んで、再生成ができてしまうため、海水を引き込んだプールを作り、消石灰を混ぜると化学反応で溶解。それを再び水門を開け、海に投棄したという。  

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2020/05/11

アヘン戦争はイギリスが中国に無理矢理アヘンを持ち込んで、中国人を根こそぎヤク中に仕上げ戦争けしかけてボコボコにした。 その事実に変わりはないし、やはりイギリスのやることはヤバいなと再認識。 教科書ではアヘン戦争はイギリスの東アジア進出の初段の役割を果たし、これによって不平等条約が...

アヘン戦争はイギリスが中国に無理矢理アヘンを持ち込んで、中国人を根こそぎヤク中に仕上げ戦争けしかけてボコボコにした。 その事実に変わりはないし、やはりイギリスのやることはヤバいなと再認識。 教科書ではアヘン戦争はイギリスの東アジア進出の初段の役割を果たし、これによって不平等条約が結ばれて云々って感じだが、 この本を読むとイギリスもただアヘンを売りたくて売りたくて仕方なかったんだなと笑 ただ中国でもアヘンに対する議論があり、それが政治上のイデオロギーとなって対立してって流れがあったのは意外だった。 そもそも傾斜の時代で各港にて賄賂が横行してってところで、付け入る隙だらけだった国の状況も大いに影響してるのだろう。 また中華思想というものがこの時代にも根強く、貿易に対するそもそもの考えが凄い。 刀振り回して攘夷攘夷騒いでた日本人が言えることではないが、なかなかお気楽な国だったんだな笑 そして戦争に入る日付が酔っ払いによる殺人? まあ薩英戦争も会津戦争もそういう事件が発端になっているが、それは変わらないんやな。

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2017/07/17

戦争が始まってしまった理由というのには興味がある。 人を殺す許可を互いに出すのが戦争であり それは端的に倫理的ではない。 それに値する何かがあると考えてするのか、 倫理などというのは糞の役にも立たないのか。 さて、本書は言わずと知れたアヘン戦争である。 世界の帝国の一つである...

戦争が始まってしまった理由というのには興味がある。 人を殺す許可を互いに出すのが戦争であり それは端的に倫理的ではない。 それに値する何かがあると考えてするのか、 倫理などというのは糞の役にも立たないのか。 さて、本書は言わずと知れたアヘン戦争である。 世界の帝国の一つであるイギリスが貿易で阿片を持ち込むようになってから それに反発をした中国を逆に武力でやり込めて香港を割譲させたのが この戦いのあらすじで、これが覆るわけではない。 ただし、その際に中国側の役人がどのような覚悟で向かったか、 その際の筋の通し方など、中国人の士大夫の強さが見えるし、 結局こじれた時に、首をすげ替えたところどんどん後手に回ってしまう 官僚主義的な問題の延焼の仕方とか、示唆に富む。 また、イギリスも開戦にあたって戦費の支出を議会にかけた時に 賛成 271 反対 262 であって、「不名誉な戦争である」と言った演説もあったことは 十分に記憶すべきで、それは そこまで言っても別に止められなかったということを記憶したいと思う。

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