商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 1988/09/20 |
JAN | 9784041307144 |
- 書籍
- 文庫
遠き落日(上)
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遠き落日(上)
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商品レビュー
4.2
11件のお客様レビュー
子供向けの偉い人の伝…
子供向けの偉い人の伝記なんかを小学生の頃に無理に読ませるより、こっちを先に読ませてくれれば人生変わったのに・・・ってかんじ。 野口英世は偉大な発見をして人を救ったかもしれないが、そうなるためには、地元とかで散々友人にタカって大学に進み、(おかげでこの家は潰れるとこだったようで今も...
子供向けの偉い人の伝記なんかを小学生の頃に無理に読ませるより、こっちを先に読ませてくれれば人生変わったのに・・・ってかんじ。 野口英世は偉大な発見をして人を救ったかもしれないが、そうなるためには、地元とかで散々友人にタカって大学に進み、(おかげでこの家は潰れるとこだったようで今も恨んでいるらしい)うそばっかりついて、人から金を巻き上げて留学中の生活にあてる。それくらいしないと、こういう人にはなれん、ってことかね。
文庫OFF
昔映画になっていたの…
昔映画になっていたので、懐かしさもあって、読み始めました。伝記でよく知られる野口英世のイメージとは大きく違う人物像が描かれています。勉強はできるかもしれないが、経済観念などの生活能力はゼロの男。借金だらけになって、日本を追われるように出てきた男。とてもあくの強い人物のはずなのに、...
昔映画になっていたので、懐かしさもあって、読み始めました。伝記でよく知られる野口英世のイメージとは大きく違う人物像が描かれています。勉強はできるかもしれないが、経済観念などの生活能力はゼロの男。借金だらけになって、日本を追われるように出てきた男。とてもあくの強い人物のはずなのに、なぜか、この本を読んでいても、彼の息づかいが感じられません。従来の間違ったイメージの払拭という点では成功かもしれないけれど、文学作品としてはいまひとつな気がします。まるで野口英世の研究レポートを読んでいるみたいです。真実の
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
壮絶な借金魔で借りた金は返さない。女遊びが大好きで、渡米するためにせっかく借りた金も一晩で使ってしまう。(自分の送別会の費用を自分で出したために、笑) 将棋が好きで弱いが最後は勝つ(勝つまでやめないから、相手が負けてあげる、笑) やりだした研究、勉強は寝ないでもやり通す。母親孝行(父親孝行ではない、理由がある)で、恩義は忘れない。大学の医学部は出ていない(医術開業試験に23歳で合格。大学出の人で合格まで前期試験が3年、後期試験が7年掛かるといわれている。抜群に頭が良い)たたき上げの研究者(東大が嫌い)で数々の賞や勲章をもらい、世界的に有名になった。 単身で、アメリカに渡り、アフリカで黄熱病の研究中に亡くなってしまう。 当時の顕微鏡の性能から、まだ、ウィルスを発見することは不可能であった。英世はウィルスに挑んで命を落とした。 「なにが、なんだか、わからない・・・」 英世が言った最後の言葉だった。 ※アメリカから日本に戻った時に母親のシカを連れて、関西方面に旅行に行く場面があるが、非常に感動した。 この小説を読んで、人間味を感じる野口英世という人物が好きになった。
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