商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1984/03/01 |
JAN | 9784101123196 |
- 書籍
- 文庫
王国への道
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王国への道
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商品レビュー
3.7
26件のお客様レビュー
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遠藤周作の二冊目として読んで、元々宗教の著者で有名で一冊目に母なるものを選出していたのでこういうのも書くんだなと感心した。 終盤の章題になっている、地上の王国、天井の王国それぞれを目指した実在の人物を元にした物語であるが後者のは要所要所をかいつまんで終盤は短略したエピソードになっているので各々を対比した話になっているとは言い難いのが残念。前者のも、いきなり権謀術数にこりて血は見たくないと言い出し、また前半の知略ぷりが消えて相手の策に無策なのは話の展開としてはあんまり面白くない。ここは好み。
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野球おもしろいんだけれど、テレビ無駄にやりすぎじゃね? 洗脳装置のおバカワイドショーは仕方ないけれどニュース番組にまで食い込んできて気持ち悪い。 なので本読み。古い写真を見ていたら子供たちの授業風景で、黒板に先生が山田長政って書いた場面で、ああずいぶん昔に見た懐かしい名前だなぁと思いつつ、山田長政って何をやった人だろう? 誰か小説を書いてないかなと検索したら遠藤周作さんいました。 長政さんなんとなくタイにある日本人町の町長さん的なシュッとした実務家っぽいイメージを持ってましたが、ぜんぜん違いました。ほとんど戦国時代の名のある武将クラスの豪胆な人じゃないですか! さらには権謀術数にも長ける参謀タイプでもあると。つまりは戦いと陰謀に明け暮れた人だったのですね。 なんたってタイ(シャム)に上陸して見惚れた王女さまへの想いが最後にかなうのかと思ったら、かなり残念な結末になってしまっていて、まぁそういうもんよねぇなんて思いつつウィキペディアを見たら、長政さん王女さんと早々に結婚してるじゃないか! 周作……。 《王宮には至るところに罠がある。笑うている者に毒がある。近よってくる者は刃をかくしている。温和しい者は術策を考えている。お前たち日本人はそうした王宮の者から見れば、まるで子供だ、とても太刀打ちはできぬ》
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タイの勉強として。600年前にアユタヤで日本人が力を持っていた、その様子を想像できておもしろかった。キリスト教徒が迫害されて、それでも信念をつら抜こうとする岐部についても。 途中、長政にふきが体を触られるところ、キモい、サイテー、それ性的虐待、遠藤周作サイテー、時代錯誤もいいとこだ!と思っていたけど、最後フキが長政を毒殺するのがよかった。 遠藤先生、引き続き読むことにする。
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