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殺意 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 1971/10/21 |
JAN | 9784488124014 |
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殺意
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3大倒叙ミステリの1…
3大倒叙ミステリの1つ。アントニイ・バークリーが別名義で書いた傑作です。ビグリー博士は妻を殺すべく周到な計画を立て実行に移す。法廷で追い詰められていくドキドキの心理描写は秀逸。読者でありながら、一緒にビクビクしてしまいます。そして結末のどんでん返し!やられたぁ。個人的には3作の中...
3大倒叙ミステリの1つ。アントニイ・バークリーが別名義で書いた傑作です。ビグリー博士は妻を殺すべく周到な計画を立て実行に移す。法廷で追い詰められていくドキドキの心理描写は秀逸。読者でありながら、一緒にビクビクしてしまいます。そして結末のどんでん返し!やられたぁ。個人的には3作の中でもベスト1に推したい名作中の名作。
文庫OFF
1931年作。 犯人が主人公となりその視点でストーリーが進んでゆく「倒叙推理小説」のスタイル。この系列のものとしては歴史的名作らしい。 作者フランシス・アイルズはアントニイ・バークリーの別名だそうだが、そのバークリーの作品も自分は読んだことがない。 が、本作を読むと作者が...
1931年作。 犯人が主人公となりその視点でストーリーが進んでゆく「倒叙推理小説」のスタイル。この系列のものとしては歴史的名作らしい。 作者フランシス・アイルズはアントニイ・バークリーの別名だそうだが、そのバークリーの作品も自分は読んだことがない。 が、本作を読むと作者がかなり一生懸命、綿密な心理描写に励んでおりまずまずの人間観と言えそうだ。普通小説(芸術小説)としてもそう悪くない。 (殺人という)取り返しの付かないことをやってしまったことによる心理的重圧はよく生み出されており印象的だった。 推理小説と限定せずに楽しみたい作品。
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アントニイ・バークリーがフランシス・アイルズ名義で発表した倒叙ミステリー。 『第二の銃声』を読んで、犯人の心理描写が巧みに描かれていたので、バークリーの倒叙は間違いなく面白そうだと思い購入した。 古畑とコロンボが大好きなので倒叙が大好き。でも倒叙は作品が少ないので、仕方なくた...
アントニイ・バークリーがフランシス・アイルズ名義で発表した倒叙ミステリー。 『第二の銃声』を読んで、犯人の心理描写が巧みに描かれていたので、バークリーの倒叙は間違いなく面白そうだと思い購入した。 古畑とコロンボが大好きなので倒叙が大好き。でも倒叙は作品が少ないので、仕方なくたまに先にわざと犯人を知ってから、勝手に倒叙っぽく楽しんでいることもある。 それくらい犯人が誰かより犯人の心理が好きだ。 ビクリー博士という開業医が妻を殺す犯罪過程の心理が見事に描かれている。 バークリー作品のようなユーモアは一切ない。 なぜ今まで普通に暮らしてきた人が犯罪を犯し、どうやって嘘をついて周りを騙すのか?などの犯人の心理が描かれたこの作品は、まさに好きなタイプど真ん中だった。 面白くてやめられず一気に読んでしまった。 犯罪者の視点でリアルに語られていて、犯罪を正当化しようとする自分勝手な考え方に驚く。 女好きで理性のないクズっぷりなのに、なぜか自分は絶対にバレないという強い自信を持っている。 この2つが犯罪者の特徴的な心理なのかな。 私だったらいつ捕まるかとビクビクして生きた心地がしないけど、犯人は優雅に過ごしている。 捜査官の尋問や法廷シーンでは、犯人側の気持ちになってしまいドキドキ。ラストはバークリーらしい。 今まで読んだ倒叙の中でも断トツ1番面白かった。1931年にすでにこんなに完璧な倒叙ミステリーを書いていたことに驚く。 この作品は、倒叙3大名作の1つとのこと。 バークリーは多重解決だけでなく、倒叙というジャンルまで確立させた人だったなんてやっぱりすごいな。 ★10
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