沈まぬ太陽(3) 御巣鷹山篇

山崎豊子(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 1999/07/30
• JAN: 9784103228165

商品レビュー

2024/08/10

「沈まぬ太陽」の御巣鷹山編は、実名で描かれていることが特に衝撃的でした。恩地元の強い正義感には感動しましたが、今の感覚では「なぜ転職しないの？」と疑問に思う部分も。しかし、当時の終身雇用制度や組織への忠誠心を考えると、彼の選択には深い意味があると感じました。また、ロッキード社の冷淡な対応がほとんど報道されていなかったことを知り、驚きました。企業の責任について深く考えさせられる一冊です。

2023/10/02

他の人も書かれているようにこの巻だけ内容が異様

御巣鷹山で亡くなった人やその家族・事故処理の関係者の物語があって恩地や仰天がその合間に登場して何とか沈まぬ太陽にしている感じ。

2023/08/22

生々しい事故現場の様子に胸が詰まる。
金儲け、権力主義のお偉い方には底辺の人の気持ちはわからない。
どの世界でも同じで、立ち位置が違うと一切分かり合えない事もある。

さぁ、不器用男、恩地元！
遺族の心に寄り添いながらどう生きていくのだろうか？！