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弾左衛門とその時代 河出文庫
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弾左衛門とその時代 河出文庫

塩見鮮一郎【著】

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弾左衛門とその時代 河出文庫

792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2008/01/20
JAN 9784309408873

弾左衛門とその時代

¥792

商品レビュー

3.9

9件のお客様レビュー

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2025/02/11

なんで浅草には革製品を扱う業者が多いのか、って話から弾左衛門の事を知って気になって読んでみた。内容としては革製品に関する部分は後半の製革工場の行くらいしかなくてなぜ浅草に革製品がの直接的な答えは書いてなかったんだけど、まあ浅草新町(シンチョウ)の囲内(カコイウチ)が穢多頭である弾...

なんで浅草には革製品を扱う業者が多いのか、って話から弾左衛門の事を知って気になって読んでみた。内容としては革製品に関する部分は後半の製革工場の行くらいしかなくてなぜ浅草に革製品がの直接的な答えは書いてなかったんだけど、まあ浅草新町(シンチョウ)の囲内(カコイウチ)が穢多頭である弾左衛門に支配されてたことに繋がるんだろう。そもそも穢多と非人の違いもわかっていなかった(穢多は皮革加工や死体処理などの職業に従事し、非人は物乞いや遊芸などに従事していたという違いがある。また非人には元の身分に復帰できる可能性があったのに対し、穢多はその身分が固定されていた)。穢多(長吏)は被差別民だけど穢多頭の弾左衛門は特別な支配階級で地方の大名に近いような特権を与えられていた。いやあ知らない事が世の中には沢山あるね。髷も裃の着用も許されていたし裁判権すら持っていた。そんな世襲の職名として弾左衛門というものがあり江戸時代に13代も続いていた。江戸末期には平人に引き上げられもし、維新においては新勢力に素早く恭順を示し解放令までは特権を維持していた。この本を読んでわかったのは知らなかった弾左衛門という制度もそうだけど、支配者達が穢れを取り扱う上で被差別民を必要としてそれを維持してきたという歴史かな。とてつもなくリーダビリティが低くて読みづらかったけど内容は面白かった。

Posted by ブクログ

2021/07/12

小説「浅草弾左衛門」の副読本として。 教科書ではほぼ触れられない日本史の裏側。士農工商から漏れた被差別民である穢多・非人という存在と彼らを統率した浅草弾左衛門の歴史を詳細かつ丁寧に記録している貴重な一作。 江戸時代の被差別民の制度や仕事内容、権力者との結びつき、「解放令」後の彼...

小説「浅草弾左衛門」の副読本として。 教科書ではほぼ触れられない日本史の裏側。士農工商から漏れた被差別民である穢多・非人という存在と彼らを統率した浅草弾左衛門の歴史を詳細かつ丁寧に記録している貴重な一作。 江戸時代の被差別民の制度や仕事内容、権力者との結びつき、「解放令」後の彼らの消息… 差別故に特権を享受できた江戸期、権利だけ奪われ差別心だけ残された明治期。近代日本の差別の遍歴を垣間見る一作としても良かった。 作者も強調していた一文をひとつ。 “清めが汚れに反転する”このパラドックスが日本の差別意識の最深部にある。 幕末の混乱期、行き倒れの死体や浮浪者の世話をし、荒れた市内を清掃したのが穢多・非人であった。そんな事もつゆ知らず、彼らを差別した人々。 絶賛コロナ禍の2021年、医療(清め)の最前線で踏み止まる医療従事者やその家族に向けられた差別、偏見の眼差しはこの頃と変わってない。

Posted by ブクログ

2019/09/08

第一章  はじめに 弾左衛門とはなにか 第二章  弾左衛門という制度 第三章  弾直樹の生涯(小伝) 第四章  弾左衛門の謎 第五章  おわりに 中世へ 付録  1 弾左衛門由緒書  2 頼朝御証文  3 芸人たちの造反  4 弾直樹百回忌 文庫版あとがき

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