商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
発売年月日 | 2007/12/17 |
JAN | 9784642063319 |
- 書籍
- 書籍
総力戦とデモクラシー
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
総力戦とデモクラシー
¥2,750
在庫あり
商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
「戦争の日本史」シリーズの一冊として、第一次世界大戦とシベリア干渉戦争を取り上げている。本書の課題として、「東アジアがなぜ戦争の舞台となったのか、そして、それが何をもたらしたのか」ということと、「反戦とデモクラシーの結びつき方を再検討」することを挙げている。後者の課題を考える題材...
「戦争の日本史」シリーズの一冊として、第一次世界大戦とシベリア干渉戦争を取り上げている。本書の課題として、「東アジアがなぜ戦争の舞台となったのか、そして、それが何をもたらしたのか」ということと、「反戦とデモクラシーの結びつき方を再検討」することを挙げている。後者の課題を考える題材として、ロマン・ロランの思想に焦点を当てている。 戦争と国民世論、あるいはデモクラシーとの関係を考えさせられる内容だった。圧倒的な愛国主義的な国民世論の中、罵詈雑言を受けつつも、反戦思想を貫いたロマン・ロランには敬意を表する。 成瀬正一とロマン・ロランとの交流のエピソードがとても興味深かった。また、博文館発行の『欧州戦争実記』という雑誌を通して、第一次世界大戦が日本でどう報じられていたかを分析したパートも読み応えがあった。
Posted by
戦争の日本史というわりには、第一次世界大戦中の思想史みたいな感じ。まぁ、日本は主戦には参加していないんで、あまり戦争にはスポットあてられないのはわかるけど、兵器の進歩的なところは書いてほしかった。 ただ、ロマン・ロランの思想はとても示唆深いと感じる。
Posted by