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眠れない一族 食人の痕跡と殺人タンパクの謎
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眠れない一族 食人の痕跡と殺人タンパクの謎

ダニエル・T.マックス【著】, 柴田裕之【訳】

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眠れない一族 食人の痕跡と殺人タンパクの謎

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 紀伊國屋書店
発売年月日 2007/12/22
JAN 9784314010344

眠れない一族

¥2,640

商品レビュー

4.1

79件のお客様レビュー

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2025/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎 プリオンに関して、その研究とニューギニアの食人族、イタリアの奇病の家系の物語として仕上げています。 イタリアのある家系の遺伝病として、50歳前後に眠れなくなって亡くなるという悲惨な病気が紹介されます。 狂牛病で一世を風靡したプリオンは、羊のスクレイピーやクロイツフェルト・ヤコブ病、フォレ族のクールなどの病気の原因でもあります。核を持たないタンパク質が感染していく。それも焼いた後の灰になっても。。。 とても恐ろしい病気が、共食いによって蔓延していく様子が物語として語られます。 物語としては最初は丁寧に登場人物を描いていますが、中盤以降はそういった記述が段々と事実の羅列になってしまいまい、ちょっと残念です。 また、プリオンと食人との関連が今ひとつわかりづらいです。 読み物としてはまだまだですが、プリオンの恐ろしさに関しては、十分堪能(?)させてもらいました。 唯一救いはプリオンの感染力が弱いことでしょうか。。。 狂牛病もまだ終わったわけではなく、犠牲者が少ないという理由で報道の表に出なくなっただけということを実感しました。また、日本人の遺伝子特性はプリオンに感染しやすいという記述があり、ある意味ホラー小説より恐かったです。 竹蔵

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2025/02/04

「プリオン」という物質をひたすらに追いかけてゆく本。 むかしむかしある所に、イギリスの貴族がいました。 その家系の人間は、ある程度の年齢になるとみんな眠れなくなり、死んでしまいます。 医者はどれだけ手を尽くしても、原因がわかることはありませんでした。 というところから物語はスタ...

「プリオン」という物質をひたすらに追いかけてゆく本。 むかしむかしある所に、イギリスの貴族がいました。 その家系の人間は、ある程度の年齢になるとみんな眠れなくなり、死んでしまいます。 医者はどれだけ手を尽くしても、原因がわかることはありませんでした。 というところから物語はスタートする。 クールー病、羊のスクレイピー、牛の狂牛病、そしてクロイツフェルト・ヤコブ病。 すべての点が線で繋がるさまは、見ていて圧巻。 珠玉のサイエンスミステリー! 科学解説系YouTuberミストちゃんねるの「プリオン編」と合わせて観るとより面白い。

Posted by ブクログ

2024/11/08

人間の営みが生み出したバグにしか思えない。本来の使い方と違うことを常軌を逸した頻度で行うとどうなるか、人類史の中に数多くあるそのバグ現象を数々の症例とともに明らかにしていて面白かった。

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