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赤い諜報員 ゾルゲ、尾崎秀実、そしてスメドレー
2,200円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2007/11/26 |
| JAN | 9784062143622 |
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赤い諜報員
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
ゾルゲ事件の本は数多いが、私にはこれが一番面白かった。「人間ゾルゲ」に重きが置かれ、実にドラマチックに描かれている。オートバイを飛ばし、女に溺れる。有能なスパイは機械ではなく、血の通った人間なのだ。(竹内明)
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ゾルゲ事件は、戦時期のインテリジェンス事案を考える上で避けて通れないが、ゾルゲと尾崎の邂逅にアグネス・スメドレーが一枚噛んでいたとは不勉強にして知らなかった。「ドキュメント・ノベル」と銘打っているので、どこまでが史料にもとづく記述なのかがわからないのだが、ゾルゲという人物のスパ...
ゾルゲ事件は、戦時期のインテリジェンス事案を考える上で避けて通れないが、ゾルゲと尾崎の邂逅にアグネス・スメドレーが一枚噛んでいたとは不勉強にして知らなかった。「ドキュメント・ノベル」と銘打っているので、どこまでが史料にもとづく記述なのかがわからないのだが、ゾルゲという人物のスパイ=工作員としての有能さとそれを支えた人間的な魅力、西安事件を〈演出〉したスメドレーの行動力、そして、〈国策〉に近づくことで日本敗戦=日本革命への道を拓こうとした尾崎の愚直なまでの誠実さが、印象深く描かれていた。 1930〜40年代の日本の社会=政治を考えるうえで、インテリジェンス活動への目配りは欠かせない。スパイ活動=情報活動といっても、別に派手な立ち回りや潜入工作が行われるわけではない。そうではなく、ある組織の中で生きている人間が、日常的に接触し、交わしあっているような組織の意志決定をめぐる情報に、別の流路・回路を作ることが「情報工作」に他ならないのだ。その意味で云えば、誰もが無自覚にスパイ的な情報漏洩をしてしまう可能性はあるのだし、誰もがスパイの「協力者」になりえてしまう。戦時期の新聞や雑誌に躍る「防諜」という言葉の含意は、あらためて吟味されなければならないだろう。
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ロシアのボルシェビキ革命から第二次世界大戦末期までの国際諜報員の暗躍を描くドキュメンタリー。背景がモスクワ、ベルリン、上海そして東京。こんなことが、戦前の日本でも行われていたという歴史的事実に慄然とする。しかも歴史的なドラマだけでなく、どの登場人物も酒好きで、セックスに溺れている...
ロシアのボルシェビキ革命から第二次世界大戦末期までの国際諜報員の暗躍を描くドキュメンタリー。背景がモスクワ、ベルリン、上海そして東京。こんなことが、戦前の日本でも行われていたという歴史的事実に慄然とする。しかも歴史的なドラマだけでなく、どの登場人物も酒好きで、セックスに溺れているという点が人間臭い。いつか、映画化してほしい。女スパイでセックス好きのスメドレーのキャスティングを誰にするかがポイントですね。
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