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自然法と国家学講義 ハイデルベルク大学1817・18年
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自然法と国家学講義 ハイデルベルク大学1817・18年

G.W.F.ヘーゲル【著】, 高柳良治【監訳】, 神山伸弘, 滝口清榮, 徳増多加志, 原崎道彦, 平山茂樹【訳】

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自然法と国家学講義 ハイデルベルク大学1817・18年

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 法政大学出版局
発売年月日 2007/11/30
JAN 9784588150517

自然法と国家学講義

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2013/12/21

ヘーゲルによるハイデルベルクでの「法哲学」講義の筆記録である。ヘーゲルは、『法哲学綱要』においては明確に君主制を支持しており、これが一貫したモチーフなのか、それともカールスバート決議以降の苦渋の選択にすぎないものなのか、ということが解釈史上は問題となってきた。そのため、ヘーゲルの...

ヘーゲルによるハイデルベルクでの「法哲学」講義の筆記録である。ヘーゲルは、『法哲学綱要』においては明確に君主制を支持しており、これが一貫したモチーフなのか、それともカールスバート決議以降の苦渋の選択にすぎないものなのか、ということが解釈史上は問題となってきた。そのため、ヘーゲルの法哲学が根本的な部分で君主制原理に基づくのか、民主制原理に基づくのかという問題は、『綱要』以外でのヘーゲルの考え方の検証も要するものである。そのような点を踏まえると、この講義録の独特の位置づけが浮かび上がる。内容的には、その後の『綱要』とほぼ変わらない。ということはつまり、ヘーゲルは基本的に「立憲君主政」論者であり続けたということである。とはいえ、これがヘーゲル法哲学における「君主制原理」の存在を支持する事態なのかどうか、というのは、ヘーゲルにおける「憲法」概念の詳細な検討なども含めて、これからも研究が必要になると思われる。

Posted by ブクログ

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