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永遠を旅する者 ロストオデッセイ千年の夢
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永遠を旅する者 ロストオデッセイ千年の夢

重松清【著】

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永遠を旅する者 ロストオデッセイ千年の夢

¥1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2007/11/22
JAN 9784062143707

永遠を旅する者

¥1,760

商品レビュー

4.1

52件のお客様レビュー

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2024/05/09

この本を読んだ時、 葬送のフリーレンを思い出した。 魔術書はないけど。 1000年生きる男、カイムが、 旅の途中で出会った人々とのエピソードとして 沢山の物語が書かれていた。 カイムもフリーレンも 優しいけれど、冷たいわけではなく 熱い感情みたいなものを感じない、 若しくは避...

この本を読んだ時、 葬送のフリーレンを思い出した。 魔術書はないけど。 1000年生きる男、カイムが、 旅の途中で出会った人々とのエピソードとして 沢山の物語が書かれていた。 カイムもフリーレンも 優しいけれど、冷たいわけではなく 熱い感情みたいなものを感じない、 若しくは避けているように思う。 長く生きるとそういう感情になってしまうのかも しれないな。 なんて、思ったりした。 人の死に慣れているからこそ、 カイムは生きている人間に誠実に 向き合うのだと思った。

Posted by ブクログ

2021/07/14

ゲームに関連した短編集。重松氏の普段のテイストではないです。 それなりには楽しめたけど、いかんせんひとつ一つが短い。その積み重ねで感じるものはあったけど、全体では無駄に長かった感が強い。

Posted by ブクログ

2020/06/28

「久しぶりの重松さん、では一風変わったものを。」と手にした作品です。 もっとも振り返ってみれば2019年には重松さんを4冊も読んでいるので「久しぶり」でも無いのですが、印象が薄い作品が多かったようです。 元はロール・プレイング・ゲームの「ロストオデッセイ」という変わった出自の作...

「久しぶりの重松さん、では一風変わったものを。」と手にした作品です。 もっとも振り返ってみれば2019年には重松さんを4冊も読んでいるので「久しぶり」でも無いのですが、印象が薄い作品が多かったようです。 元はロール・プレイング・ゲームの「ロストオデッセイ」という変わった出自の作品です。このゲームの中で、記憶を失った主人公のカイムが特定条件下で思い出す千年の記憶の製作を担当したのが重松さんで、それを1冊の本にまとめたものが本書です。 主人公のカイムは不死の傭兵です。しかし戦いのシーンは最小限で、不死は「死ねない」不幸です。 悲哀の物語です。 長くても20ページのショートショート集です。それぞれが時系列も無い完全に独立した物語で、その多くは不運に巻き込まれた普通の人々とカイムの係わりを描いたものです。いつも寂しさや悲しみを背に乗せ静かに立ち去るカイム。映画のラストシーンばかりが次々に現れるようです。これだけ数が有れば既視感を感じる物語も混ざりますが、30篇も積み重ねると重厚感が出てきます。順不同と有りますが、最後の数編でこれまで立ち去ってきたカイムが、立ち止まり、中に入ろうとしているのは何かの変化を暗示するものでしょうか。 前書きの中で重松さんは「ぼくのお話は、常に『時間に短さ』を根底に置いている。(中略。カイムは永遠を背負っているので・・)カイムの物語は、いわば、今まで使ったことのない筋肉を使わなければーーあるいは今までと逆の筋肉の動かし方をしなければ書けない。苦しかった。けれど、もちろん、苦しさに勝るやりがいのある仕事だった。」と書いてます。 でもね、カイムの関わる普通の人々から見れば「時間の短さ」だらけです。ですから重松さん自身は苦しかったと思っていても、読者としてみれば「多少の違いは有るけど、やはり何時もの、そして相変わらず上手い重松さん」なのです。 ゲームなど全く興味のない私ですが楽しめました。

Posted by ブクログ

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