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世界ぐるっと朝食紀行 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2007/10/29 |
| JAN | 9784101333519 |
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世界ぐるっと朝食紀行
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世界ぐるっと朝食紀行
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商品レビュー
4.1
34件のお客様レビュー
自分では中々行けない旅。 旅行記を読むと旅に行った気にさせてくれるので良い。 著者は和歌山出身ということで親しみを感じる。
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朝めしは大切である。家元、どんなに深酒をしても、必ず朝食を摂る。著者は写真家、エッセイスト、料理研究家で食に関する著書は60冊以上にのぼる。本著もその一冊でトルコ、モロッコ、ドイツ、メキシコ、オーストラリア、タイ、インドネシア、ベトナム、インド、台湾、中国、日本(以上、家元が訪れ...
朝めしは大切である。家元、どんなに深酒をしても、必ず朝食を摂る。著者は写真家、エッセイスト、料理研究家で食に関する著書は60冊以上にのぼる。本著もその一冊でトルコ、モロッコ、ドイツ、メキシコ、オーストラリア、タイ、インドネシア、ベトナム、インド、台湾、中国、日本(以上、家元が訪れ朝食を食べた)ほか、イタリア、フランス、オーストリア、デンマーク、スコットランド、イギリス、カナダ、アメリカ、フィジー、フィリピン、マレーシア、モルディブ、モンゴル、韓国、香港の朝食を紹介している。 本書に紹介されている朝食のうち、家元が唾を垂らす食物について述べたい。トルコのミディエドルマは、アルデンテに炊いた米に刻んだムール貝みじん切りの玉ねぎ、トマトにイタリアンパセリもみじん切りにして煮たものを再びムール貝に詰めて、道端の屋台で売っている。モロッコのハリラはガルバンゾ豆を煮てドロドロにしたものにバターと唐辛子を加え塩で味を調える。スークと言う市場で売られている。ドイツでは酢漬けニシンを黒パンに挟み朝からビールで流し込む。イギリスの高級ホテルの朝食は豪華である。トーストにカリカリベーコン、ステーキ、キッパー(スモークドニシン)、キドニーシチュー、ブラックソーセージ、ゴールドミート、ポーリッジ(オート麦)それに卵料理数種類。メキシコと言えばトルティーヤ(トウモロコシ粉で作ったクレープ)にアサード(焼いた肉)、玉ねぎのみじん切り、コリアンダー(香菜、パクチー)、ハラペーニョ(唐辛子)を潰したものを挟みライムを絞って食す。色々な内臓肉を茹で刻んだものに白湯を加え、せボージャ、コリアンダー、サルサ、ライムで好みの味に整えたスープを添えて。タイでは僧侶が早朝から托鉢を行い、市井の人は来世の幸せなを祈り食物を喜捨する。僧侶たちは平気で鳥獣の肉、韮、大蒜を始め匂いの強い香草も利用する。信者もカオニャオ(もち米)を右手で細長い俵型に握り、ゲーンキョワーン(タケノコカレー)に浸して食べる。ベトナムのフォーはハノイ(北)とホーチミン(南)で随分味が違う、是非試して欲しい。バインミーにはレバーペーストは必須、大根と人参の膾、パクチー、ニュクマム。コンデンスミルクを加えたベトナムコーヒーを高さの低いプラスチックの腰掛けに座ってゆっくり味わうのがベトナム流。モンゴルのゲル(移動式住居)では、朝食はツァイ(塩入ミルクたっぷり茶)に、アンチンホロートと呼ばれる羊のチーズ、ホニニゲティス・ドトルマッホと呼ばれる羊の血、肝臓、脂肪を大腸に詰めたソーセージ。ブダタイボルツツァイ(コメ+肉+茶)は粥。台湾の虱目魚肝粥(スームユィチョウ)。シラミ目魚とは目の上が白い脂の膜で覆われたボラに近い白身魚、粥に小ぶりの牡蠣と虱目魚の切身、内臓、シャンツァイ、ショウガの千切りをのせる。目の周りの脂の部位を剥がし口にするとトロリとしたナマコを煮た舌触りがする。 どうですか?全て旨そうでしょ。
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読書録「世界ぐるっと朝食紀行」3 著者 西川治 出版 新潮社 p123より引用 “ もっとも悲惨なのは、時代の流れの中で どうあがいてもそこから逃れられないことだ。 目の前に開かれた本にあるように戦場にかり だされ、過酷な状況に身を置かなくてはなら ないことだっておこる。” ...
読書録「世界ぐるっと朝食紀行」3 著者 西川治 出版 新潮社 p123より引用 “ もっとも悲惨なのは、時代の流れの中で どうあがいてもそこから逃れられないことだ。 目の前に開かれた本にあるように戦場にかり だされ、過酷な状況に身を置かなくてはなら ないことだっておこる。” 目次より抜粋引用 “トルコ・バザール(1991年)どこへ行った ら朝食が食べられるのだろう モロッコ・ホテルと街で(1998年)スーク の中の朝食 イギリス・田舎のホテル他(1990年)大英 帝国の輝かしい朝食 アメリカ・マイアミ(1997年)カリブのク ルージング タイ・寺にて(1984年)指の食感” 写真家文筆家画家でありながら、料理研究 家としても多くの著作を持つ著者による、40 年間色々な国での朝食について書かれた一冊。 他社刊行作「世界朝食紀行」改題文庫版。 自国から欧米まで、世界各地の様々な朝食 について、旅情あふれる文章で記されていま す。 上記の引用は、イギリスで気になって買っ た本を読んでの一節。 いつ何時どうなるかわからないのは、世界の どこでも起こりうることなのでしょう。何事 も無い穏やかな日常が、出来るだけ早く戻り、 出来るだけ続くように、毎日を過ごしたいも のです。 最近値段が上がり続けている、卵の偉大さ が分かる一冊。世界の広くでよく食べられて いるようです。 ーーーーー
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