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日傘のお兄さん 新潮文庫
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日傘のお兄さん 新潮文庫

豊島ミホ【著】

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日傘のお兄さん 新潮文庫

481

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2007/10/29
JAN 9784101199429

日傘のお兄さん

¥481

商品レビュー

3.9

68件のお客様レビュー

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2026/09/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

文章の温度感がすごく好き。 表題作の「日傘のお兄さん」、 "ふせたまぶたの橋の綺麗な切り口、透明すぎる肌、細長い腕"という容姿の描写から、 頭の中で想像するのは玉森裕太みたいな清潔感のある中性的なお兄さん。はい、私はこういう男性が好きです。 凪良ゆうさんの流浪の月も似たエピソードで、自身のコンプレックスから幼い女の子に安心感を抱く青年が描かれるけど つくづく私はこの手の、心に翳りを抱えた男性が好きだなあ〜と思う。 「すこやかだから」も たまらなく好きだった。不器用な子どもの ぎこちない欲求の描き方が…ぎゅんとくる…!

Posted by ブクログ

2026/05/24

表題作は、こ自身も幼少期に遊んでくれる年上のお兄さんがいたなーと、懐かしい気持ちを思い出させてくれるお話だった。主人公の猪突猛進な感じが読んでいて清々しかった。

Posted by ブクログ

2026/03/25

目次 ・あわになる ・日傘のお兄さん ・すこやかだから ・ハローラジオスター あとがきによれば、作者の就活前の「人生で最後」の本のつもりだったようです。 売れない作家になどなるつもりはなく、社会に必要とされる企業人になるつもりだったと。 それがどうして作家を続けることになったの...

目次 ・あわになる ・日傘のお兄さん ・すこやかだから ・ハローラジオスター あとがきによれば、作者の就活前の「人生で最後」の本のつもりだったようです。 売れない作家になどなるつもりはなく、社会に必要とされる企業人になるつもりだったと。 それがどうして作家を続けることになったのかはわかりませんが、この才能をここで終わらせていては惜しいと誰かが強く引き留めてくれたのだと思いたい。 つまりこれは、作者が学生のうちに書いた作品集なわけで、確かに若いなーと思う部分はありながら、彼女にしか書けないであろう何かが、どの作品にも確かにあると思いました。 それが何かと、一言で言えない自分がもどかしいのですが。 『日傘のお兄さん』は、日光を浴びると皮膚に多大なダメージを受けるために、幼い頃から日傘をさすことを義務付けられていたお兄さん(当時中学生)と、保育園児の夏美が10年の時を経て再会し、二人が毎日遊んでいた竹やぶをもう一度目指す、という話です。 今でこそ男性が日傘をさすのも珍しいことではないのかもしれませんが、20年前の男の子が、常に日傘をさしているというのは、いじめや無視が行われていたと容易に想像できます。 そして、大人になったとてその時の痛みが癒えるはずがない、ということも。 先日読んだ朝井リョウの『正欲』を思い出しました。 マイノリティに対するマジョリティの一方的な糾弾。 性だけじゃないんだよ、それは。 けれど『正欲』よりこちらの方が健康的。 この作品集に収録されている4作はどれも、ちょっと他の人と違ってるところを持っている。 それを少し気にはしているし、生きにくいとも思っているけれど、しょうがないとあきらめてもいる。 どうせわかってもらえない、なんて卑屈なことは思わない。 理解してくれているのかはわからないけど、受け入れてくれる人は傍にいる。 お兄さんの辛さは想像しかできないけど、夏美は将来医者になることを決める。 おにいさんちの跡を継ぐために。 そして夏美はその全てを親友に話す。 親友のみっちゃんは「ふうん」と言ったあと「内緒にするね」と笑う。 ああ、いい話だなあと、私は思った。

Posted by ブクログ

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