水平線までの距離は何キロか？

沢田功(著者)

• 販売会社／発売会社: 祥伝社
• 発売年月日: 2007/10/01
• JAN: 9784396612962

商品レビュー

2020/10/01

面白かった！学校でもこうやって算数・数学を学べれば好きになる学生も増えると思われる
水平線までの距離や飛行機曇の長さは三平方の定理で求めているが、地球の半径6400kmという情報が必要になってくる。√2Rhの近似式で大人の目線なら5kmを見渡せる計算になる。飛行機曇は180°のパノラマになるので同様に√2RHを2倍。Hは飛行機の高度10kmを入力。真上にある飛行機曇で視力の限界も考慮して500kmという計算になるが、これは驚きの数字。大阪にいて東京の空が見えてるレベルになるのか。
野球のボールとバットについては、ベクトルやニュートン力学の計算を出してるが、衝突時に打球が右にそれる(右打者)ってだけの帰結で微妙だった。人によってスイングスピードやら力も違うからXファクターが多すぎるのでは・・送りバントなら参考になるかも。
最後に24Lの空気中にどれだけの分子数が含まれるか、体積比でほぼ真空であることを考察するが、なぜ24Lなのか？なぜ分子の数が6.02x10"23乗も存在してると前提されてるのかが謎だった

2016/10/25

やはり文系の私には、式がずらーっとでてくるとわけがわらかない。
しかし、大体の現象は数学によって表すことができる。その計算はおおよその数値、
近似値の数値で構わない。
ですね、商売でも大体利益出てるかどうかとか計算しなければなりません。
そろばんをはじくというのは重要なことみたいです。

2013/01/28

　久しぶりのヒット本。
　本当の数学を感じるごとができた一冊だった。

　およそというのがいい加減ではなく厳密性もあるものなのだと学ばせて頂いた。これからはあまりにもうかつにはできない。

　この作者の授業が受けられる生徒は幸せだ、教師が誰かによりその教科を真に学べるかが決まってしまう。

　次の本もとても楽しみ　早く読みたい！！