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不気味で素朴な囲われた世界 講談社ノベルス
935円
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2007/10/04 |
JAN | 9784061825574 |
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不気味で素朴な囲われた世界
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不気味で素朴な囲われた世界
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商品レビュー
3.5
74件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
久々に、本を一冊読み終えました。 長かったー。すっごいちまちま読んでたから、全然、進まなかったけどなんとか読めた。 相変わらず、西尾維新は西尾維新だった……としか答えようのない話で。 これ嫌いな人は本当に嫌いなんだろうな! って思うんだけど、展開がまさかまさかすぎて、まあなんというかうん。 この人はこうやって小説の定型を崩していくために生きているんだろうな……と思います。 それがいいのか悪いのかはよくわからないけど、たまにはそんな小説もあっていいと思うんだ。
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「世界」シリーズ第2作目。今回は、感じるべきでないカタルシスを感じさせてしまう青春ミステリ。 前作と比べ、登場人物にある種の振り切れた爽やかさがあり、読んでいて楽しかった。(前作のヒロインが登場するシーンでは、やはり色々思わされてしまうけれども) 各タイトルの命名も秀逸。次作以降の展開が気になる。
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世界シリーズ2作目。 ぼくの姉・串中小串は学園の奇人三人衆のひとりだ。 動かなくなった時計塔の上から転落して「こぐ姉」は死んだ。 首には絞められたあとがあり、明らかに殺された形跡が残されていた。 犯人はいったい誰なのか? ぼくは病院坂先輩に協力して、犯人捜しを始める。 物語の中心...
世界シリーズ2作目。 ぼくの姉・串中小串は学園の奇人三人衆のひとりだ。 動かなくなった時計塔の上から転落して「こぐ姉」は死んだ。 首には絞められたあとがあり、明らかに殺された形跡が残されていた。 犯人はいったい誰なのか? ぼくは病院坂先輩に協力して、犯人捜しを始める。 物語の中心となる登場人物たちはみんな中学生だ。 ぼくとふや子さんは、ついこの間まで小学生だった。 だから事件はとても単純だ。 子供っぽくて短絡的で、思いつきをそのまま実行したような犯行。 少ない情報をもとに、論理的に進めていく病院坂の推理は面白い。 物語がぼくと病院坂が真相に気づいたところで終わっていれば、これほど奇妙な印象は残らなかっただろう。 ごくが語る事件の裏に隠されていた事実。 崖村先輩が言っていたように、ぼく・串本弔士はまさに寄生虫だ。 宿主に寄生し、宿主の行動をコントロールし、自分の利益になるように誘導していく。 日常はえてして退屈なものだ。 ぼくが囲われた世界から出る日は来るのだろうか。 出来ればいつの日か、囲われた世界を壊し、ついでにぼく自身も壊してしまってほしい。 そのあとで、ぼくがどうなるのか。 見てみたい気がするのだ。
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