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不気味で素朴な囲われた世界 の商品レビュー

3.5

74件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    31

  4. 2つ

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2018/01/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 久々に、本を一冊読み終えました。  長かったー。すっごいちまちま読んでたから、全然、進まなかったけどなんとか読めた。  相変わらず、西尾維新は西尾維新だった……としか答えようのない話で。  これ嫌いな人は本当に嫌いなんだろうな! って思うんだけど、展開がまさかまさかすぎて、まあなんというかうん。  この人はこうやって小説の定型を崩していくために生きているんだろうな……と思います。  それがいいのか悪いのかはよくわからないけど、たまにはそんな小説もあっていいと思うんだ。

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2017/11/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「世界」シリーズ第2作目。今回は、感じるべきでないカタルシスを感じさせてしまう青春ミステリ。 前作と比べ、登場人物にある種の振り切れた爽やかさがあり、読んでいて楽しかった。(前作のヒロインが登場するシーンでは、やはり色々思わされてしまうけれども) 各タイトルの命名も秀逸。次作以降の展開が気になる。

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2017/04/20

世界シリーズ2作目。 ぼくの姉・串中小串は学園の奇人三人衆のひとりだ。 動かなくなった時計塔の上から転落して「こぐ姉」は死んだ。 首には絞められたあとがあり、明らかに殺された形跡が残されていた。 犯人はいったい誰なのか? ぼくは病院坂先輩に協力して、犯人捜しを始める。 物語の中心...

世界シリーズ2作目。 ぼくの姉・串中小串は学園の奇人三人衆のひとりだ。 動かなくなった時計塔の上から転落して「こぐ姉」は死んだ。 首には絞められたあとがあり、明らかに殺された形跡が残されていた。 犯人はいったい誰なのか? ぼくは病院坂先輩に協力して、犯人捜しを始める。 物語の中心となる登場人物たちはみんな中学生だ。 ぼくとふや子さんは、ついこの間まで小学生だった。 だから事件はとても単純だ。 子供っぽくて短絡的で、思いつきをそのまま実行したような犯行。 少ない情報をもとに、論理的に進めていく病院坂の推理は面白い。 物語がぼくと病院坂が真相に気づいたところで終わっていれば、これほど奇妙な印象は残らなかっただろう。 ごくが語る事件の裏に隠されていた事実。 崖村先輩が言っていたように、ぼく・串本弔士はまさに寄生虫だ。 宿主に寄生し、宿主の行動をコントロールし、自分の利益になるように誘導していく。 日常はえてして退屈なものだ。 ぼくが囲われた世界から出る日は来るのだろうか。 出来ればいつの日か、囲われた世界を壊し、ついでにぼく自身も壊してしまってほしい。 そのあとで、ぼくがどうなるのか。 見てみたい気がするのだ。

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2016/04/21

はじめての西尾維新。 ちっこいひとつひとつのディテールはおもしろいんだけどなぁ。 キャラクターの設定がいまいち活かしきれてないのと、ストーリー展開が平凡なのと、事件が始まってから冗長なのと… もっと単純なストーリーで細かいとこを描くことに徹すればおもしろいかもしれないなぁとおもい...

はじめての西尾維新。 ちっこいひとつひとつのディテールはおもしろいんだけどなぁ。 キャラクターの設定がいまいち活かしきれてないのと、ストーリー展開が平凡なのと、事件が始まってから冗長なのと… もっと単純なストーリーで細かいとこを描くことに徹すればおもしろいかもしれないなぁとおもいました。 惜しい。

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2015/07/29

終盤にかけてペースがあがり、最終的に思ってもみない展開があり驚かされました。 と、同時になんとも言えない気分になりました。

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2014/09/16

時計塔が修理されない上総園学園の二学期の音楽室。そこから始まった病院坂迷路と串中弔士の関係。歪な均衡を保つ学園の奇人三人衆、串中小串、童野黒理、崖村牢弥。そして起こってしまった殺人事件。迷路と弔士による探偵ごっこの犯人捜しが始まり、崩れたバランスがさらに崩れていく…。これぞ世界に...

時計塔が修理されない上総園学園の二学期の音楽室。そこから始まった病院坂迷路と串中弔士の関係。歪な均衡を保つ学園の奇人三人衆、串中小串、童野黒理、崖村牢弥。そして起こってしまった殺人事件。迷路と弔士による探偵ごっこの犯人捜しが始まり、崩れたバランスがさらに崩れていく…。これぞ世界に囲われた「きみとぼく」のための本格ミステリ。

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2013/11/10

中学時代に、なぜかシリーズ中本書だけ図書室にあり、興味をひかれて借りました。初西尾先生作品。 串中弔士くんという、名前に一本筋の通った主人公が、姉が殺された謎を解こうとする物語。西尾先生だけあって登場人物がとても濃いです。 後味は良くないですが、ミステリーの中にちりばめられた言葉...

中学時代に、なぜかシリーズ中本書だけ図書室にあり、興味をひかれて借りました。初西尾先生作品。 串中弔士くんという、名前に一本筋の通った主人公が、姉が殺された謎を解こうとする物語。西尾先生だけあって登場人物がとても濃いです。 後味は良くないですが、ミステリーの中にちりばめられた言葉遊びが好きでした。機会があればシリーズ全て読みたい。 ★既刊4冊読了

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2013/04/14

犯人主人公、殺人の連鎖、読んだことあった・・・しかもその昔読んだのがとてもつまんなくて逆に記憶に残ってたため、微妙な心境で読みました。でもおもしろかったです。タイトルにあるようにちょっと不気味。「人は簡単に死なない」って言葉が印象的でした。あとがきも西尾さんらしくて素敵。

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2013/03/06

中学校で起きた殺人事件。 被害者は主人公の姉。 時計台の壊れた時計が、 動き始めたわけは? 犯人は・・・? 奇人変人がいっぱい出てくる 推理小説として、 ラストはびっくりされたけど 後味は妙な感じ~ この人の本は、この独特の味が 好きかキライかに分かれるんだ...

中学校で起きた殺人事件。 被害者は主人公の姉。 時計台の壊れた時計が、 動き始めたわけは? 犯人は・・・? 奇人変人がいっぱい出てくる 推理小説として、 ラストはびっくりされたけど 後味は妙な感じ~ この人の本は、この独特の味が 好きかキライかに分かれるんだろうなぁ。 病んでる感じは、 私的にはちょっと苦手。。 でも話としては楽しみました。

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2013/02/05

う~んこのイカレ具合は西尾維新だなぁと唸るしかあるまい。    こんな痛烈なオチは久しぶりに味わった。

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