商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2000/06/16 |
| JAN | 9784001145021 |
- 書籍
- 児童書
はてしない物語(下)
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はてしない物語(下)
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商品レビュー
4.4
125件のお客様レビュー
物語の中で主人公が本の世界に入り込み、変化していく様子が描かれ、彼の成長と葛藤が深く心に響きます。バスチアンはファンタージエン国を救うために冒険を繰り広げながら、力を手に入れることで傲慢になり、元の世界の記憶を失っていく過程は、彼の内面的な葛藤を映し出しています。特に、彼を導く大人たちの存在が、愛や成長の重要性を教えてくれます。物語の終盤には、心に残る金言が多く散りばめられ、読者に深い感慨を与えます。自由な想像力や希望の大切さがテーマとなり、心の奥に残るメッセージが印象的です。ファンタジーとしての魅力だけでなく、人生の教訓をも感じさせる作品です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
確か実家にこのハードカバー版があって子どもの頃目にしたことはあったけど、はてしないという題名に途方もなさそうな感じを受けてページを開くこともなく敬遠してしまっていた。 大人になった今、文庫本を購入して読んでみたら、これは大人向けの児童書というか、私にとっては大人になった今だからこ...
確か実家にこのハードカバー版があって子どもの頃目にしたことはあったけど、はてしないという題名に途方もなさそうな感じを受けてページを開くこともなく敬遠してしまっていた。 大人になった今、文庫本を購入して読んでみたら、これは大人向けの児童書というか、私にとっては大人になった今だからこそ出逢えて良かったと思う内容だった。 下巻では、バスチアンの感情や望みが映し出された世界が美しくもあり、恐ろしくもあった。 バスチアンが万能感に酔いしれて段々記憶だけでなく大事なものを失っていく姿には、アトレーユやフッフールと一緒にヒヤヒヤしたり落胆したりしながら読み進めた。 バスチアンがずっと欲しかったもの、押し殺してきた感情、それらを見失ったまま冒険を続け、ファンタージェンで創造主になって賞賛を得ても満足することなく、代わりを求めて彷徨い続けた。 そんなバスチアンの心の穴が、アイゥオーラおばさんの家で過ごすうちに満たされていき、真に欲しかったものが浮き彫りになっていく場面は胸にくるものがあった。 物語の至るところにエンデからのメッセージを感じた。
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※上下巻同じ内容です。 エンデの著作に触れる機会がなかったのだが、歳をとって『モモ』を読む機会があり、そこからこの『はてしない物語』を手に取ることになった。 上巻は現実の世界と物語の世界に分かれ、並行して進んでいくが、物語が進むにつれて、だんだんとその境界が薄れてゆく。 下...
※上下巻同じ内容です。 エンデの著作に触れる機会がなかったのだが、歳をとって『モモ』を読む機会があり、そこからこの『はてしない物語』を手に取ることになった。 上巻は現実の世界と物語の世界に分かれ、並行して進んでいくが、物語が進むにつれて、だんだんとその境界が薄れてゆく。 下巻では、本の中に入り込んだ主人公が欲に溺れていきながらも、最後には温かな気持ちにさせてくれる。各章の内容を意識したイラストも良く、より物語に没頭させてくれた。 そして、上田真而子さんのあとがきに、「子どもが読めば子どもなりに楽しめるし、大人が読めば何かはっと気づかされるという物語になっているのだと思う。」とあったが、まさにそのように感じた。 実際、子どもの頃にこの本に出会えていれば、どう楽しんだのだろうか。大人になった今だからこそ、下巻の内容の濃さに自分の人生を重ねながら、「大切な何か」を忘れているのではないかと思わされることもあった。 「四十にして惑わず」は遠に過ぎ去っており、不惑どころか惑惑惑まみれであるが、それでも何かのきっかけで、ふと読み直したくなる小説でもある。 最後に、映画化された作品が『ネバーエンディング・ストーリー』だと今さら知った。 きっと、エンデの愛読者の方々には驚かれるんだろうな……。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上巻で、バスチアンが「はてしない物語」の中に入って旅をするんだ、と予想を立てつつ下巻に。 概ね間違ってはなかった。バスチアンが「はてしない物語」の中に入り、幼ごころの君に新しい名前を与え、アウリンというおしるしをもらってファンタージエン国を旅していく。 その中で、アトレーユとも出会い……というところまでは王道的だった。 ただ、ここからが名著だと思うのが、バスチアンがどんどん独裁者化していく。 バスチアンに感情移入しながら読ませるような構造になっているので、ここで自分自身がどんどんエゴイスティックになっていくような感覚でかなり読むのが辛い。 美しくなりたい、強くなりたい、賢くなりたい、みんなに自分の存在をすごいと知らしめたい……。 誰でもそんな感情を持つとは思うけど、バスチアンにとっての不幸は、その願いを叶えてしまうアウリンがあり願いを叶えてもらえることだった。 少しずつ記憶をなくし、そのことに気も留めないバスチアンはアトレーユを剣で傷つけてしまう。 下巻後半の元の世界に戻ろうとするまでのところが良かった。 これまでの望みはある意味では「愛されたい」というものだし、もっと言えば「ありのままの自分が愛されたい」。 だけど最後の望みは「誰かを愛したい」というものだったところがエンデからのメッセージを感じた。
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