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薩摩燃ゆ 小学館文庫
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薩摩燃ゆ 小学館文庫

安部龍太郎【著】

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薩摩燃ゆ 小学館文庫

722

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2007/10/04
JAN 9784094082098

薩摩燃ゆ

¥722

商品レビュー

4

9件のお客様レビュー

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2020/12/12

薩摩藩といえば、幕末の武力を背景にした幕府の顔色など気にしない強さと、他藩との交渉のしたたかさという2つのイメージを持っていたのですが、その力を身に付けるまでにはこんな汚いことを重ねてきたのだと初めて知りました。 全てが真実とは限らないと思うし、他藩も似たり寄ったりだったのかも知...

薩摩藩といえば、幕末の武力を背景にした幕府の顔色など気にしない強さと、他藩との交渉のしたたかさという2つのイメージを持っていたのですが、その力を身に付けるまでにはこんな汚いことを重ねてきたのだと初めて知りました。 全てが真実とは限らないと思うし、他藩も似たり寄ったりだったのかも知れせんが、それでも薩摩藩に対する印象は間違いなく悪くなりました。 ただ、善悪の判断を捨てて主君への絶対的な忠誠を生涯貫いた笑左右衛門については、共感はしないものその後の日本が歩んだ道に大きな影響を及ぼした凄い人だと思う。

Posted by ブクログ

2020/03/08

幕末の雄、薩摩藩を、作り上げたのは、調所笑左衛門広郷であり、島津重豪であった。西郷隆盛や大久保利通に隠れてはいるが、想像を絶する状況下での、調所笑左衛門広郷の改革には、驚きました。

Posted by ブクログ

2018/03/31

調所笑左衛門廣郷は、薩摩財政建て直しのために、500万両を250年払いとして事実上踏み倒したということで有名な薩摩藩家老である。そしてお由羅騒動の責任をとって自決ということで、島津斉彬との対立軸でみられることの多い人物でもある。 本書『薩摩燃ゆ』は調所廣郷の自伝的小説ということ...

調所笑左衛門廣郷は、薩摩財政建て直しのために、500万両を250年払いとして事実上踏み倒したということで有名な薩摩藩家老である。そしてお由羅騒動の責任をとって自決ということで、島津斉彬との対立軸でみられることの多い人物でもある。 本書『薩摩燃ゆ』は調所廣郷の自伝的小説ということで、上記本人評伝のほんの一部を大いに覆す作品であった。島津重豪に仕えて以来50歳を超えてから藩の財政再建に携わり、70歳を過ぎるまで島津家や藩のために奔走、その活躍には陰陽併せ持っており、ドラスティックな対応しか、世の中を変えることはできないことが大いに論じられている。 小説であるから、多少善き部分の記述に偏っている感はあるが、それでもやはりその活躍の幅は当代一なんだろうと思う。 当然ながら、最初に述べたよく知られた部分をもって調所家の評判はなりたっており、廣郷が心配したとおりの展開であったが、本書はそのあたりの心配がよく描かれている。 薩摩は関ケ原の戦いにおける島津義弘の××と島津斉彬や久光の幕末における活躍は広く知られているが、その間の重豪の豪胆な政策などは本書によって開示されたといっても過言ではない。それゆえ、続く斉宣、斉興の不遇やお由羅騒動などが起こったともいえるが、斉彬さへも小物に見えてしまう時代の流れと、晩年に西郷吉之助や大久保正助を取り立てた(ように導いた)ことで廣郷の活躍をもう一段押し広げたようにも見える。 いずれにしろこれまであまり見えていなかった世界が広げてくれたという観点で、非常に興味を駆り立てられる作品であった。

Posted by ブクログ

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